「なぜか自分が思っていた場所とは違うところにいつもある…」とボール探しに時間をかけてしまっているゴルファーは多いかもしれません。最短時間でボールを見つけるコツはあるのでしょうか?

打球方向だけでなく着弾後の跳ね方まで確認を

 ショットが安定しないビギナーは打球がさまざまな方向に飛んでいくので、ボールを探すのに時間がかかってしまい苦労することも珍しくありません。時には自分が予想していた場所とは全く異なる場所でボールが見つかったりすることもあるでしょう。

 ボール探しがスムーズに進めばスロープレーの防止やスコアアップにもつながりそうですが、なるべく時間をかけずに見つけるコツはあるのでしょうか。レッスンプロの三浦辰施氏に話を聞きました。

着弾後に予想外の方向へ飛んでいくケースも 写真:AC
着弾後に予想外の方向へ飛んでいくケースも 写真:AC

「ボール探しの一番のコツは『ボールが落下して転がっていくところを最後まで見届けること』です。そんな当たり前のことは『いつもやってる!』という人が多いかもしれませんが、できていない人が意外と多いのです」

「上級者であってもティーショットを打ってある程度、安全な方向にボールが飛んでいくと目を切ってしまいがちです。特にビギナーの場合は、スロープレーにならないようにと早々にボールから目を離してティーを拾いに行ってしまいます」

「しかし、コースには傾斜があったりカート道があったりと、着弾してから予想外の方向に飛んでいくこともよくあります。着弾してからの跳ね方を確認しなければ予測することは不可能なので、最後までボールを見ていたほうが探す時間を短縮できてスロープレーの防止にもつながるはずです」

 ティーショットを打つ際は、打球方向を同伴者“全員”で確認する心がけも大切です。打った本人がボールの行方を追うことができない場合もありますし、ビギナーであれば打つことだけで精いっぱいになってしまうこともあるでしょう。

 2019年のルール改正により、ボール探しにかけられる時間は3分以内と決められているので、同伴者全員で協力する意識がスムーズなラウンドにつながりそうです。

上級者はショットの距離感がヒントになることも

飛距離が安定すれば必然的にボールも見つかりやすい 写真:AC
飛距離が安定すれば必然的にボールも見つかりやすい 写真:AC

 さらに三浦氏は、ある程度上達してきたゴルファーはショットの距離感を把握しておくことでボールを見つけやすくなるとも話します。

「会心の当たりをしたときは〇ヤード、ミスショットしたときは〇ヤードぐらい飛ぶと把握できていれば、あとは右か左のどちらに飛んだかが分かればOKなためボールをすぐに見つけることができます」

「しかし、ラウンド経験の少ないゴルファーであればそのような見つけ方は難しいでしょう。これができるようになるために、基本的には経験を積んで距離感を身につけていくしかないので、毎ショットどのくらい飛んだのかを把握しておくようにすると、徐々に感覚がつかめるはずです」

 そのほかにも「あの木の近くに落ちた」と“目印”をつくったり「カート道で跳ねる音がした」など“音”に注目することも手掛かりの一つになります。

 ゴルファーにとって最も避けたいことの一つでもあるロストボール。「お気に入りのボールだったから絶対見つけたい…」と捜索を続けたい気持ちも理解できますが、後続組やゴルフ場全体の進行に影響を及ぼさないためにも、見つからないときは潔く諦める決断も時には必要になると言えるでしょう。

ピーコックブルー