今、巷ではどんなクラブが売れているのか、なぜ売れているのか? そんなゴルフ界のトレンドを探るべく、有賀園ゴルフで、売れ筋商品のランキング調査。アイテム別に毎週、レポートをお届けします! 今週は2024年1月のアイアンランキングです。

有賀園ゴルフで2024年1月に売れたアイアンベスト5

 今、売れているアイアンはどのモデルなのか徹底調査。ランキングは有賀園ゴルフ全店舗、ネットショップも含めての売上本数で、マークダウン商品をのぞいて算出してもらいました。最新のギアトレンドが一目で分かります。

第1位 ゼクシオ 13 アイアン(ダンロップ)

ゼクシオ 13 アイアン(ダンロップ)
ゼクシオ 13 アイアン(ダンロップ)

 チタンフェースの4ピース複合構造による徹底した低重心設計とアイアン版「リバウンドフレーム」で、高く伸びる弾道をやさしく打てるモデルです。丸みをもたせ、ヒール側を高めに設計したトップラインや、ややグースにしたネックで、つかまりのよさと安心感を与えます。従来モデルよりやや狭めのソール幅にして、抜けのよさも高めています。2023年12月9日発売。メーカー希望小売価格:カーボン・各2万9700円(1本、税込み)

ゼクシオユーザーの買い替えが目立っていました

 安定の人気ですね。新たにゼクシオを購入するというより、今まで使っていた人が買い替えていたように感じます。

 ドライバーから全部、ゼクシオでそろえる方も多いです。構えた印象は前作「12」と少し違うと思うのですが、ゼクシオのやさしさ、ラクさをしっかり分かっていて「試打したときに違和感がないのがいい」という声が多かったです。(有賀園ゴルフNEW杉並店・小室直也店長)

第2位 スリクソンZX5 MkII アイアン(ダンロップ)

スリクソンZX5 MkII アイアン(ダンロップ)
スリクソンZX5 MkII アイアン(ダンロップ)

 シャープなフォルムで、優れたボールスピード、スピン、操作性、フィーリング、すべてをバランスよく兼ね備えたオールマイティーなモデル。フェース周辺部に配した溝「スピードグルーブ」と最適なフェース肉厚設計により、フェースのたわみがさらに大きくなり反発性能が向上、ボールスピードを高めて、大きな飛距離へと導きます。2022年11月19日発売。メーカー希望小売価格:6本セット(#5〜9、PW):カーボン・14万5200円(税込み)、スチール・13万8600円(税込み)、単品(#4、AW、SW):カーボン・各2万4200円(税込み)、スチール・各2万3100円(税込み)

ゼクシオエックスと打ち比べて選ぶ人が多かった

 上位に返り咲きましたね。先月にもお話しましたが「ゼクシオエックス」と打ち比べる方が多く、「ちゃんと振り切れるし、こっちがいいかな?」という声や「スリクソンだけど、難しくないし、やっぱり見た目がカッコイイよね」と評価される方も目立ちました。

 ブランドイメージに魅力を感じている人は多いですね。(有賀園ゴルフNEW杉並店・小室直也店長)

第3位 P790アイアン 2023(テーラーメイド ゴルフ)

P790アイアン 2023(テーラーメイド ゴルフ)
P790アイアン 2023(テーラーメイド ゴルフ)

 番手毎に必要な性能を発揮する『P790』アイアン。ロングアイアンでは「飛ばしやすさ」、ミドルアイアンでは「狙いやすさ」、ショートアイアンでは「止まりやすさ」を感じられ、寛容性と安定性がさらに向上。アスリートゴルファーが求めるコントロール性能や飛距離性能と寛容性に加え、見た目の美しさも兼ね備えています。2023年9月8日発売。メーカー希望小売価格:5本セット(#5〜9、PW):スチール・15万9500円(税込み)、単品(#4、#5):スチール・各3万1900円(税込み)

90切りを目指す人がやさしく操作できると評価

 ロング、ミドルアイアンはそれなりに飛距離が出せて、ショートアイアンは引っかかりにくい。

 番手ごとに求められる性能を満たしているので、ある程度、球を操作したいと考えるプレーヤーにとってのやさしさを持っているカッコイイ中空アイアンという評価ですね。

 90切りを目指しているようなプレーヤーから支持されていたように感じます。(有賀園ゴルフNEW杉並店・小室直也店長)

第4位 G430 アイアン(ピンゴルフジャパン)

G430 アイアン(ピンゴルフジャパン)
G430 アイアン(ピンゴルフジャパン)

 重量周辺配分設計でブレないアイアンがさらに進化。7つのゾーンに分かれた新構造の衝撃吸収バッジ「PURFLEX」を搭載で、インパクト時の衝撃を抑えて、ソフトな打感と快音をもたらします。キャビティーアイアンの想像を超える心地よい打感を実現しながら、高いボール初速と新ロフト設計で飛距離性能もアップ。ミスヒットにも強く、楽に狙えるモデルです。2022年11月11日発売。メーカー希望小売価格:1本:カーボン・2万8600円(税込み)、スチール・2万6400円(税込み)〜

第5位 ゼクシオ エックス アイアン(ダンロップ)

ゼクシオ エックス アイアン(ダンロップ)
ゼクシオ エックス アイアン(ダンロップ)

 安心感とシャープさ・操作性を兼ね備えたヘッド形状で打ちやすさを追求したモデルです。3ピース鍛造フェース設計で低重心化を実現するとともに、フェース周辺に配置した溝とフェースの肉厚を最適に設計した「MAIN FRAME(メインフレーム)」構造でフェースのたわみが大きくなりボールスピードが向上。高く伸びる弾道でグリーンを狙えます。2023年12月9日発売。メーカー希望小売価格:カーボン・2万9700円(1本、税込み)、スチール・2万7500円(1本、税込み)

「飛距離ダウンが理由でストロングロフトへの買い替えはオススメしない」(小室店長)

 先月はやさしさ重視のアイアンが上位をしめましたが、今月はそれぞれターゲットが異なるアイテムが出そろった印象で面白いですね。

 年齢とともに、アイアンの飛距離が落ちてきたというお悩みを相談されることも多いのですが、ときどき「ロフトが立ったモデルに変えれば、飛距離出るようになるよね」とお話される方がいます。

 そんなときは「一概にそうとはいえませんよ」とお答えするようにしています。単純にロフトの立ったものに変えても、今度は球が上がらなくなって、キャリーが出ずに飛距離が落ちる可能性もあるからです。

 まずは、お使いのアイアンを確認して、何が原因で飛距離が落ちてきたのかを探ります。もしかしたら、パワーが落ちたことで、クラブが重くて振り切れなくなっているのかもしれないですし、逆にクラブを軽くし過ぎて、パワーが十分に伝わっていない可能性もあります。とにかく原因を探るところから始めます。

 例えば、ご使用のアイアンが軟鉄鍛造モデルだとしたら、ステンレス系の鋳造アイアンに変えるだけで、ロフトが同じであっても、飛距離がアップする可能性もあります。また、少し弾き感が強いものにすれば、ラクに飛距離を取り戻すことができるかもしれません。

 実はこれ、難しい問題なんです。アイアンは最終的にグリーンへ乗せる役割を担っているので、しっかりとキャリーが出て、方向性もブレないものを選ぶ必要があるのですが、スイングによって影響が出やすいアイテムでもあるんです。

 短絡的に「飛ばないからロフトが立ったモデル」と考えずに、じっくりと向き合って、時間をかけて選んでいただきたいと考えています。

「で、結局、俺にはどれがいいの?」と試打の途中で、すぐに結論を求めたがる方も多いのですが、焦らずにベストなアイテムを探すお手伝いをさせていただきたいと、常々考えています。

取材協力:有賀園ゴルフNEW杉並店

下山江美