今季から米下部のエプソンツアーに参戦する馬場咲希がサントリーと所属契約を結んだ。宮里藍、渋野日向子に続く3人目の契約で「身が引き締まる思い。やってみなはれの精神を胸に挑戦していきたい」と笑顔で語った。

宮里藍「自分にしかできない経験を積み重ねて」

 今季から米下部のエプソンツアーに参戦する馬場咲希がサントリーと所属契約を結んだ。大先輩の宮里藍を前に、馬場はかなり緊張した面持ちで所属契約会見に臨んだ。

 会見では「尊敬する宮里プロ、渋野(日向子)プロと同じサントリー所属となることに身が引き締まる思いです。今シーズンはいよいよプロゴルファーとして活動します。エプソンツアー(米女子下部)に挑戦し、より高い世界を目指したいと思っています。“やってみなはれ”の精神を胸に挑戦し続けていきます」と語った。

チームサントリーの大先輩・宮里藍とともに所属会見に臨んだ馬場咲希
チームサントリーの大先輩・宮里藍とともに所属会見に臨んだ馬場咲希

 花束を渡して祝福した宮里は「チャレンジ精神は自分もあったのでよく理解できるし、今はワクワクが強いと思う。自分にしかできない経験を積み重ねていって、結果につながれば最高だし、そうでなくても得られるものがたくさんある。いろんなものを経験して吸収してほしい」とエールを送った。

 また、会見の途中には渋野日向子から「てばさき〜(学生の頃から呼ばれていた馬場のあだ名)、チームサントリー(所属)おめでとう! 待ってました〜。藍さんと“三姉妹”で頑張りましょう」とビデオメッセージが寄せられた。馬場はサプライズに驚き「すごくうれしいです!」と笑顔を見せた。

1年目から単身渡米「現地アテンドと行動する」

 また、馬場からエプソンツアーに挑戦するうえで、気を付けるべきことを聞かれた宮里はこんなアドバイスを送った。

「移動が長いので疲労が変わってくるし、荷物がなくなることもあるので、予測と準備はしておくこと。とにかく柔軟に対応してくのが大事。トライ&エラーを繰り返して学んで、苦しさがあっても楽しくやれば乗り越えていける。どこまでやれるか、というモチベーションを持つのは大事だと思います。とにかく自分の感覚を信じてやるのが一番」

 今季、米ツアー1年目となる馬場だが、これまで帯同していた父は日本に残り、現地アテンドと共に行動するという。つまり単身で米ツアー1年目を過ごすことになる。

「1人は少し不安ですが、これまで父が私の身の回りのことをやってくれて、甘えていた部分がある。そろそろ大人になる年だと思うので(笑)、しっかり自立していきたい」と笑っていた。

 まずは3月8日から開幕する「フロリダズ・ナチュラル・チャリティー・クラシック」から3大会(いずれも3月、フロリダ州)3試合に出場する。その後、4月下旬まで試合がなく「1カ月くらいをどうしようかと考えているところ」と話した。

 新たな所属先と頼もしい先輩たちに支えられながら、馬場のルーキーイヤーがいよいよ始まる。

馬場 咲希(ばば・さき)

2005年生まれ、東京都出身。東京都ジュニアゴルフ選手権(18年)、関東ジュニアゴルフ選手権(19年)、東京都女子アマチュアゴルフ選手権(21年)などで優勝。175cmの長身から繰り出すドライバーを武器に、22年8月の全米女子アマを制覇、日本勢として37年ぶりの快挙だった。23年のプロテストに合格し、24年は米下部「エプソンツアー」に参戦予定。サントリー所属。

キム・ミョンウ