「アクサレディス」の最終日は降雨によるコースコンディション不良のため、午前10時50分に中止が決定すると、2日目を終えて単独首位に立っていた臼井麗香が通算13アンダーで初優勝を飾った。

「勝たなきゃという焦りはあった」

◆国内女子プロゴルフ<アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI 3月22〜24日 UMKカントリークラブ(宮崎県) 6565ヤード・パー72>

 最終日は雨が止むことがなく、午前10時50分に降雨によるコースコンディション不良のため中止が決定。2日目を終えて単独首位に立っていた臼井麗香が通算13アンダーで初優勝を飾った。1998年度生まれの「黄金世代」では14人目の優勝者の誕生だ。

アクサレディスで黄金世代14人目の優勝を飾った臼井麗香 写真:GettyImages
アクサレディスで黄金世代14人目の優勝を飾った臼井麗香 写真:GettyImages

「今の気持ちはすごいうれしいのが一番なんですけど、まだ夢見てるみたいです」

 今季はQTランキング60位で、今大会は推薦からの出場。それでも初日8バーディー、1ボギーの「65」。2日目6バーディー、ノーボギーの「66」と完璧なゴルフで流れに乗った。結果的には2日間、36ホールの短縮競技になったが、優勝に値するゴルフだったのは間違いない。ただ、本人は3日間でなかったことを少し気にしていた。

「見た目がスポーツマンらしくないので、ファンの人からも『2日間だからまぐれだろうな』と思われるかもしれない」

 愛称は「レイチェル」。幼少期から宝塚歌劇団に入るのを目指していたこともファンの間では知られ、SNSのインスタグラムでもバッチリメイクで見た目からプロゴルファーとは思えない容姿にTikTokでも流行のダンスをこまめにアップする。

「SNSは書きやすいので、見た目に関しては毎日言われます(笑)。アンチコメントも見てもらえることはうれしいこと。なので頑張ろうと思います」

 本人はそこまで気にしていないようだが、SNSの活用は職業とするゴルフの認知度を高めたいという思いもある。

「女性も形から入ってゴルフに携わる人が増えたらなというものありますし、黄金世代には小さい頃からすごい選手がいて、その中で自分の個性を出すというのにもつながります」

 今では米ツアーでプレーする畑岡奈紗、勝みなみ、渋野日向子など同世代の選手の活躍から「自分も勝たなきゃという焦りはありました」と、本音をのぞかせる。

 一番苦しかった時期はシードの1年目。スイング改造に取り組んだが、「持っていた球が打てない。飛距離は出ない。自分の良さが全部消えて、どうゴルフをしたらいいかわからなくなった。毎週、『やめたい』と、泣きながら練習ラウンドしていました」

 ただ、諦めなかった。「30歳までゴルフをやるって決めていた。そこまでは100パーセント努力したいと思っていました。悪かった時も、5時間くらいレンジにいて、そこから練習ラウンドしていました。諦めるっていうのはできなくて」。

 悔しさをバネに努力した結果がようやく報われた。

「グリーンが私の舞台。まぐれと思われないように、次の試合から2勝目が1勝目だと思ってやっていきたい」

臼井 麗香(うすい・れいか)

1998年12月7日生まれ、栃木県出身。渋野日向子、畑岡奈紗、原英莉花らツアーを席巻してる「黄金世代」の一人。2018年にプロ入り。24年「アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI」で黄金世代14人目の初優勝を飾った。愛称は「レイチェル」。

e!Golf編集部