飛距離アップを狙うなら、スイングアークを大きくするべきです。ただし、体が右サイドへ大きく動くようなバックスイングは禁物。体の軸を左ホホのラインにあるとイメージして、左耳の位置をキープしたままクラブを上げましょう。
両手と胸の距離を変えずに体を回転
坂詰和久コーチと3年前から始めたスイング改造により、飛んで曲がらないドライバーショットを手に入れた渡邉彩香。飛ばしに対する考え方も大きく変わったといいます。そこで今回は飛距離アップにつながる「体の軸」について聞いてみました。
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ダウンスイングでタメをつくりながらクラブを下ろす人は意外といますが、この打ち方は少なくとも飛ばしには適していません。
なぜなら、クラブを体に引きつけることによって、スイングアークが小さくなるからです。ボールを遠くへ飛ばしたいなら、スイングアークを大きくすること。ダウンスイングではできるだけクラブヘッドが体から離れた位置を通るべきです。結果、遠心力が働き、ヘッドスピードがアップします。

スイングアークを大きくするためには、バックスイングで体から遠い位置にクラブを上げる必要があります。だからといって、体ごと右サイドへ動いてしまっては単なるスエーになるだけです。両手と胸の距離がアドレスのときと変わらないよう、軸を中心に体を回していきましょう。
この場合、軸を体の中心に設定するのはNGです。バックスイングで上体が左に傾きやすいからです。軸は体の真ん中よりも左サイドに設定しましょう。左ホホに沿った垂直なラインを軸とイメージするのがオススメです。

左ホホの軸をイメージしにくい人は、左耳がアドレスの位置から動かないように意識しながらバックスイングを行いましょう。
両手と体の引っ張り合いを大きくする
バックスイングでは左耳のほかに、固定しておきたいポジションがあります。それは、左ヒザです。
私がバックスイングで心がけているのは、両手と体の引っ張り合いを大きくすることです。結果的にスイングアークの大きさにつながるからです。

バックスイングで左ヒザが右ヒザに寄っていくと、両手と体の引っ張り合いが小さくなるので、左ヒザをなるべく動かさないようにしています。ただし、左ヒザが多少前に出るのはOKです。むしろ、私の場合、スイングの始動は左ヒザを若干前に出すことから始めています。
アドレスでの体重配分は右足に65%、左足に35%の配分ですが、バックスイングでは最大で右足に70%乗せます。それ以上乗せてしまうと、左ヒザの位置が右に動いてしまうので気をつけましょう。
左ヒザの位置を固定できる最大限まで右足に体重を乗せて体を回すのが正解です、そのときの両手の位置がトップの位置になります。
取材協力・凾南ゴルフ倶楽部(静岡県)
【レッスン】渡邉彩香(わたなべ・あやか)

1993年9月19日生まれ、静岡県熱海市出身。ツアー通算5勝。国内女子ツアーでも指折りの飛ばし屋。19年と23年に2度のシード落ちを経験しているが、いずれも翌年にシード復帰。スイング改造により、飛んで曲がらないドライバーショットを手に入れた今季は、3年ぶりの優勝、さらに年間女王も狙っている。
山西英希


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