幅広い世代から愛されるゴルフ。しかし、「打ったボールが相手に当たってケガをさせた」「傾斜に足をとられ転倒した」など、トラブルの可能性も少なからずあるスポーツです。そこで、万が一に備えておく「ゴルファー保険」について調べてみました。

ケガやクラブ破損、盗難などゴルフとトラブルは隣り合わせ

 ゴルファー保険とは、損害保険の一種で、「ゴルフ場や練習場での自身のケガ」「他人にケガをさせてしまった場合」「ゴルフクラブの破損や盗難」「ホールインワン等の達成時にかかる費用」について補償する保険で、1982年から販売開始されています。

日本のゴルフ場にワニはいないが、ゴルフにケガはつきもの 写真:ShutterStock

 補償内容は、大きく分けて「賠償責任」「傷害」「用品損害」「ホールインワン・アルバトロス費用」の4つに分類されております。

 まず、賠償責任の補償については、ゴルフの練習や競技・指導中の偶発的な事故による他人への治療や修理費などの賠償に対するものになります。

 例えば、ゴルフ場で打ったボールが他人に当たってケガをさせた場合や、自宅の庭で練習中に誤って隣の家のガラスを割ってしまった場合などに保険金が支払われます。しかし、故意の事故や同居の親族に対しては保険金が支払われないので注意しましょう。

 次に、傷害の補償についてです。主な補償の範囲は、ゴルフ場敷地内におけるゴルフの練習や競技・指導中の自分自身のケガの治療費に対するものになります。

 ラウンド中に隣のホールから飛んできたボールが当たってケガをした場合、コースや練習場でつまずいて転倒してケガをした場合などに保険金が支払われます。しかし、故意または重大な過失によるケガ、自殺行為や犯罪行為・闘争行為によるケガ、ムチ打ち症・腰痛・その他の症状で医学的な証明のないものは保険金が支払われないので注意しましょう。

 用品損害の補償は、ゴルフ場敷地内におけるゴルフクラブの破損や曲損・ゴルフ用品の盗難に対するものになります。

 ゴルフ場でプレー中に誤ってゴルフクラブを折ってしまった場合や、ゴルフ練習場でゴルフバックが盗難にあった場合などに保険金が支払われます。しかし、故意または重大な過失、ゴルフボールのみの盗難、ゴルフ用品の自然消耗、置き忘れ、紛失による損害には支払われないので注意しましょう。

 最後に、ホールインワン・アルバトロス費用の補償についてです。日本では、ホールインワンやアルバトロスを達成すると、周りが達成者をお祝いするのではなく、達成者自身が一緒にラウンドしたメンバーやキャディ、コンペ参加者に、祝賀会や記念品贈呈、ゴルフ場に記念樹設置などを行う風習があります。そんなホールインワン・アルバトロス達成に対する費用負担の補償・保険金支払いをしてくれるものがホールインワン補償なります。

 しかし、原則としてキャディを同伴していないセルフプレー、悪天候などで9ホール未満しかラウンドできなかった、海外での達成、同伴競技者がいない、ゴルフ場の経営者・従業員が自身の勤務するゴルフ場で達成した、など支払われない条件もあるので各保険会社に確認しておきましょう。

日帰りから年間契約までゴルファー保険の選択肢は多い

 では、実際にゴルファー保険を選ぶ際のポイントや相場について紹介します。

毎年、カートでの事故も多数報告されている 写真:ShutterStock

 ゴルファー保険を選ぶポイントとしては「保険期間」「補償対象・補償額」の2つが挙げられます。まず、保険期間についてですが、1日(1泊2日)などの短期間のものと、1年間の年間契約のものがあります。

 ゴルフを始めたばかりで今後も続けるか分からない方や、年に数回しかプレーしない方は短期間の保険商品がオススメとなります。年10回以上プレーする方は年間契約の保険商品の方がお得と言えるでしょう。

 次に、補償対象・補償額についてですが、補償対象を広げたり、補償額を高くするほど当然ですが保険料も高くなります。

 自分に必要な補償対象・補償額を考え、自分に合ったプランを選びましょう。国内だけでなく海外も対象にするのか、自分自身の補償と他人への補償はどのくらいあればいいのか、ゴルフ場への出発から帰宅までも対象にするのかなどを選ぶことで、保険料が決まってきます。

 保険料の相場については、保険期間が1日の短期間なプランだと、300円から1,000円程度とお手頃なものが多いようです。保険期間が1年間の年間契約のプランになると、3,000円から1万円程度となっています。

※※※ ゴルファー保険はニーズの変化に伴い、プレー当日にスマホで契約・支払いまで完了できたり、以前より手軽に加入できるようになりました。万が一に備えてゴルファー保険に加入することはプレーヤーのたしなみの一つ。「初心者だから保険は入らなくてもいいや」ではなく、ぜひ自分に合ったゴルファー保険を探してみてはいかがでしょうか。

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