最近、本当にゴルフ場の予約が取りにくくなったと感じている人は多いでしょう。では、実際の数字で見ると、どのくらいゴルフ場は繁盛しているのでしょうか? いくつかの指標で見ていきます。

10月は前年比10.9%プラス、コロナ禍前と比べても6.5%プラス

 コロナ禍において、3密を避けられる屋外スポーツとしてゴルフが引き続き好調です。

どこのゴルフ場もパンパンに入っている印象

 Tポイントの調査でも次にやってみたいスポーツで、全世代で見るとテニスに次いで2位で、ゴルフ練習場やゴルフ場で若い世代がプレーしているのが目立つようになってきています。また、この年末にかけてゴルフ場を予約しようとすると、満員で断られるケースも増えてきています。

 また、実際のゴルフに費やす消費動向について、信販会社のJCBが発表しています。

「ホテル」「遊園地」「ショッピングセンター」など66業種についてですが、その中に「ゴルフ場」も入っています。また、都道府県をまたいだ消費行動も知ることができる分析となっています。日本各地のJCBカード会員から名前が分からないように加工した1000万サンプルをベースに分析しているので、実態に近いものになっています。

 このデータを見ると、この10月のゴルフ場の消費は前年同月比で10.9%プラス、コロナ禍前の2016〜18年度ベース比でも6.5%プラスとなっています。9月は前年同月比1.0%プラス、2016〜18年ベース比は7%マイナスでした。

 マイナスと聞くと不調と思われるかもしれませんコロナ禍での他の業種に比べれば堅調と言って間違いありませんが、。ただ、10月に入るとゴルフ場の好調ぶりが目立ちます。

 国内146のゴルフコースを運営するパシフィックゴルフマネージメント(PGM)が発表した10月の業績を見ると、入場者数は82万8000人で前年比109.1%、営業収益は84億4200万円で前年比114.1%です。JCBのデータと同じく10%以上プラスとなっています。

 これを見ても10月のゴルフ場が大変好調なことが明確に分かります。これは、10月1日から緊急事態宣言がすべて解除されことが影響していると思われます。もちろん天気にも左右されますが、好調なゴルフをさらに後押ししたことは想像に難くありません。

 さらに緊急事態宣言の解除により県をまたぐ移動についても障害がなくなり、近隣県のゴルフ場へも気楽に出かけられるようになりました。 このことを実感するのが、道路の混雑です。東京・神奈川から千葉方面のゴルフ場へ行くのはアクアラインを利用するのが便利ですが、特に土曜日は朝から渋滞が始まり、プレーが終わって戻るときも行楽帰りと重なり、通常の2倍、3倍時間がかかることがあります。

 ゴルフが人気なのは喜ばしいことですが、ゴルフ場の予約が取りにくかったり、行き帰りに時間がかかったりと、ゴルファーにとっては痛し痒しな面があるのも確かなようです。

嶋崎平人