ウレタンカバーのツアーボールといえば、1ダース6000円以上が一般的。しかし、本間ゴルフから発売されている「TW-X」と「TW-S」は実売で約4000円とお得。そこで、その実力をゴルフイラストレーターの野村タケオさんがチェックしました。

プロが使えるクオリティーなのに実売で約4000円(1ダース)

 みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。ゴルフボールって高いですよね。プロみたいにスピンがキュキュってかかるボールを使いたいけど、プロが使うようなウレタンカバーのボールって高いんです。

本間ゴルフの「TW-X」と「TW-S」。ウレタンカバー採用なのにお手頃価格なのがうれしい

 お値段重視で安いボールを使うとアプローチでボールが止まらない……。プロが使えるくらい高性能で、お手頃価格のボールってないんでしょうか?

 そこで見つけたのが、本間ゴルフの「TW-X」と「TW-S」。この2つのボールはウレタンカバーのツアーボールですが、実売価格が約4000円というコスパの良さ! ではその性能はどうなんでしょうか? コースで試してみました。

 TWシリーズはウレタンカバーのスピン系ボールで、その中でも飛距離性能が高めの「TW-X」と、スピン性能が高めの「TW-S」の2種類がラインアップされています。

 谷原秀人プロは「TW-X」を使用して2021年シーズンの最終戦である「日本シリーズJTカップ」に優勝しました。このことで、プロが使えるくらいの高性能なボールということが分かりますね。

打感はちょっと軽めだが、バツグンの飛距離性能だった「TW-X」

 僕は前のモデルで「TW-X」を使っている時期があったので、今回は「TW-X」をメインに試打しました。スピン性能よりも飛距離性能が高いほうが個人的にはありがたいので。

 まず打感ですが、これは少しだけ軽めに感じます。

 フェースにズシッと乗る感じではなく、少し球離れが早いように感じます。ボールの潰れが少ないって感じでしょうか。個人的にはもう少し重いほうが好きですが、これは完全に僕の好みの話なので、重いのが嫌いな人にはとてもいいんじゃないでしょうか。

 飛距離性能はかなり高いと思いました。少し高めの弾道でスピン少なめの球が出る感じ。これは他社のウレタンカバーのプロモデルボールと遜色がないというか、もしかしたらこっちのほうが飛ぶかも、という感じです。

 アイアンで打ってみてもほんの少し軽さを感じますが、ドライバーほどではないですね。

 少しだけフェースにくっつく感じがして、なかなか気持ちいい打感です。弾道は少し高めで、グリーン上ではしっかりとスピンがかかって止まります。これは、さすがにプロも使うボールだなという感じ。

 アプローチは少し低い飛び出しで、スピンがキュッとかかります。コントロール性能が高いので、上級者であればいろいろな打ち方で寄せることができそう。

 パットでは少し芯を感じる打感で、個人的には好きです。打音もしっかり出るので距離感も合わせやすいですね。

左が飛距離重視の「TW-X」。右はスピン重視の「TW-S」

「飛距離よりスピン」という人にはもってこいの「TW-S」

「TW-S」の感想も少し書いておきます。

 ドライバーでの打感はほんの少し柔らかいのかな? ってくらいで、そこまで違いを感じません。ただ、飛距離性能は少し「TW-X」よりは落ちますね。キャリー、ランともに少ない気がしたので、飛距離性能は少し差があるかもしれません。

 アイアンショットでも打感はそこまで違いを感じないし、ミドルアイアンよりも長い番手では止まり方にそれほど違いを感じません。「TW-X」より少し止まりやすいかなって感じ。

 ただ、ショートアイアンやウェッジでのショットであれば間違いなく「TW-S」のほうが止まります。

 アプローチショットでもスピン量は「TW-S」のほうが多くて、「TW-X」と打ち比べるとあきらかにスピンがキュッとかかります。アプローチでの性能を重視する方は「TW-S」がよさそうです。

 パットでは打ち比べをすると分かる程度ですが、少し「TW-S」が柔らかい。打音も打感もほんの少し控えめといったとこでしょうか。

 新しい本間ゴルフの「TW-X」と「TW-S」を打ち比べてみましたが、僕は飛距離性能の高さと、パットでの少し芯を感じる打感とで「TW-X」が気に入りました。

 飛距離よりスピン! って方には「TW-S」をおすすめします。この性能を考えると、めちゃくちゃコスパの高いプロボールと言ってもいいのではないでしょうか。

野村 タケオ