せっかく新しいドライバーを購入したのに、どうも今イチ当たりが悪いと思うなら、スイングに問題があると考えるべき。今どきの最新ドライバーではボールを高く上げることが必須。そのためにもダウンスイングで右肩を下げてみよう。

右足に体重を多く残したまま上体を左へ回す

 ミッドアマに出場する選手が使用するドライバーを見ると、意外に古いタイプが多かったりします。なぜなら、無理にボールを高く上げなくても飛距離を稼げるからです。

 逆に言うと、最近のドライバーで飛距離を出したいなら、高くてつかまったボールを打たなければいけません。高弾道にさえ打ち出すことができれば、スピン量が極端に少なく、滞空時間が長くなるので、キャリーが伸びるぶん飛距離を稼げるようになります。

ダウンスイングでは右肩を下げながらクラブを下ろし、インパクトからフォローにかけて上体と腰を回していく

 古いタイプのドライバーなら中弾道でもボールは飛んでいきましたが、新しいドライバーを使用するなら、高い球を打たなければその恩恵にあずかることはできないと考えましょう。

 当然、それに合わせて打ち方も変わります。おそらく、40代半ばから上の世代なら、ダウンスイングで右肩を下げないように心がけていたと思います。肩を水平に回すぐらいのイメージを持っていたでしょう。その方がドライバーのロフトどおりに打つことができるからです。

 しかし、最新のドライバーでは9度のロフトをインパクトでは14度にして打つのが正解です。9度のロフトを9度のままで打ってもボールが上がらないからです。9度を14度にするには、ダウンスイングで右肩を下げなければいけません。

 ダウンスイングで右肩を下げたら、インパクトからフォロースルーにかけてのヘッドスピードが加速する状態では、右足に体重を多く残したまま上体を左へ回していきます。同時に腰も左へ回していきましょう。

頭を動かさずに体重を右足に残すシャドースイングが効果的

 ダウンスイングで右肩を下げながら、上体と腰を一気に回転させる動きを身につけるには、実際にボールを打つよりも、シャドースイングで体に染み込ませた方が得策です。

 クラブを持たずに腕を胸の前で交差させた状態で行いますが、胸と腕の間にクラブを挟んでおくと、ダウンスイングで自分の右肩が下がっているかどうかを確認できます。

両手を胸の前で交差した形でシャドースイングを行う。右肩を下げたまま素早く上体と腰を回す動きを身につける

 ポイントは頭を目標側へ動かさないことと、右足に体重を残しておくことです。できるだけ素早く上体と腰を回転します。そのためには、地面を足裏で蹴るイメージを持ちましょう。頭が上に動くぶんにはOKです。

 鏡を見ながらでも、動画撮影でも構いませんが、自分がダウンスイング以降でどのような動きになっているのかを確認しましょう。ある程度右肩が下がり、上体と腰も回転していると判断できたなら、実際にボールを打ちます。

 最初は当たらないかもしれませんが、以前のように肩を地面と平行に回すスイングをするよりもミート率は上がります。最新ドライバーで飛距離を求めるなら、正しい動きを身につけましょう。

取材協力・井山ゴルフ練習場

【指導】阿河徹(あが・とおる)

1976年、香川県生まれ。21歳で米国へ渡り、サンディエゴゴルフアカデミーなどで最新スイング理論を学ぶ。ツアープロコーチとしてトッププロのスイングチェックを行う一方で、アマチュアのレッスンも精力的に行っている。

山西英希