ゴルフクラブの「フィッティング」という言葉を耳にしたことのあるゴルファーも少なくないでしょう。アベレージゴルファーや初心者ゴルファーであっても、クラブのフィッティングには効果があるのでしょうか?

初心者ゴルファーでもフィッティングは必要

 ゴルフクラブの「フィッティング」とは、その人に合った最適なゴルフクラブを選ぶことを指します。当然ながら、ゴルファーは体格や打ち方、目標としているスコアなどがそれぞれ異なりますが、自分に合ったクラブを選択することで、ゴルフの腕自体は上達していなくても「ベストスコアを更新できてしまった」というケースもあり得ます。

数あるドライバーから自分に少しでも合っているものを選びたい

 クラブのフィッティングを行う場合は、まず、大まかにヘッドスピードや飛距離、打ち出し角、飛び出し方向、ヘッド入射角、スピン量、ヘッド軌道、ボール初速などを計測、もしくは、フィッティングを行ってくれるクラブフィッターに、ショットを見てもらいます。

 しかし、クラブのフィッティングは上級者が行うもので、アマチュアゴルファーには、あまり意味がないといった意見もあります。では、初心者ゴルファーやアマチュアゴルファーであっても、クラブのフィッティングをする必要があるのでしょうか?

 クラブフィッター兼レッスンプロの関浩太郎氏は、以下のように話します。

「結論から言うと、ゴルフを始めようと考えている初心者ゴルファーでも、クラブのフィッティングは必要です。初心者ゴルファーは、まず自分に合ったクラブで正しいスイングを身につけることが大切です。人は、無意識に道具に合わせてしまう習性があるので、長すぎたり、重すぎるクラブを使用していると、スイングに変なクセがつきやすいです」

「一般的に、クラブのフィッティングがうまくいっていない人は、オーバースペックのものを使用していることが多いです。アンダースペックのものを使用している分には、変なクセはつきにくいので、オーバースペックになりすぎないよう注意が必要です」

 つまり、初心者ゴルファーであっても、正しいスイングを身につけていくためには、自分に合ったクラブを選択することが必要不可欠です。オーバースペックのものを選んでしまうと、どうしてもスイングに悪いクセがつきやすいので、クラブのフィッティングは、技術レベルを問わず行ったほうが良いでしょう。

自身ですべてを判断するのは至難の業

 では、どのようにクラブのフィッティングをしていくのでしょうか。関氏は以下のように話します。

「まず、大まかにミート率を見て、ヘッドの大きさと長さを決めます。ミート率が悪い人は、なるべく大きめのヘッドで、長さは短くなります」

「次に、スイングのスピードを見てシャフトの重量、スイングのテンポを見てシャフトの硬さを決めます。ロフトは、ボールの弾道の高さを見て決めています」

 このように、ゴルファーのスイング全体を見ながら、最適なクラブを導き出していくので、ゴルファー自身ですべてを判断して、自分に合ったクラブを見つけることは、至難の業と言えるかもしれません。  また、関氏は「量販店などで購入する場合、店員さんはアンダースペックのクラブをオススメしにくいのです。基本的に、有名選手が使用しているような目につきやすいクラブは、オーバースペックのものが多いからです」とも話します。

 ゴルフで良いスコアを出すためには、自分に合ったクラブを選択することが大切なので、興味がある人はクラブのフィッティングサービスを一度受けてみると良いかもしれません。

ピーコックブルー