サイズや種類、価格など「何がピッタリなのか?」分かりづらいのが “ゴルフグローブ”。リキまずしっかりグリップする重要な役割がある事は知っていても、選び方やお手入れなどよく分からない。そこで、インドアゴルフレンジKz亀戸店・筒康博ヘッドコーチに聞いてみました。

素手を「助ける」ためにあるのがグローブ

 手の皮がめくれたりグリップがスイング中にずれないために、「“ゴルフグローブ”をつけましょう」とゴルファーのみなさんには勧めています。

 できれば、男女関係なく「両手グローブ」も一度は試してみては? と話します。実際には男性ゴルファーの場合は左手のみ、女性ゴルファーは両手という現代ゴルファーの慣習に従っている方が多いと思います。

様々な種類&価格のグローブ。選び方次第で上達もコスパも高くなる!?

 近年はPGAツアープロの影響で、グリーン周りでグローブを外すカッコ良さを意識する一般ゴルファーも多いとか。まあ、それで快適なプレーができるなら良いと思います。

 “ゴルフグローブ”をつけるメリットは他にもあります。インパクトの衝撃をグローブが和らげ、手首やヒジへの負担を少なくしてくれます。また素手の時に比べてリキまないので、ヘッドスピードが上がると感じる人もいます。冬には防寒効果もあります。

同じサイズでもメーカーごとに違いがある

 “ゴルフグローブ”には、まるで自分の手の一部になったようになじむ「天然皮革」と、雨や汗に強く耐久性に優れた「合成(人工)皮革」大きく二つの素材があります。

 天然皮革は羊の革(シープスキン)を使っている場合が多く、柔らかく薄い「素手の一部になったような」フィーリングが特徴で、プロや上級者に愛用者が多くいます。実勢価格は2000円以上が一般的です。

 一方、耐久性の面では合成(人工)皮革の方が良く、実勢価格も2000円未満のものがほとんど。全体的に厚みがあり、しっとり感などフィーリングに関しては好みが分かれます。

 ただし、手に汗を多くかく人や雨男の人は多少濡れてもホールド感が落ちない「全天候」合成皮革の方が使い勝手が良いと思います。

同じサイズでも、メーカー&素材でフィット感が異なるのでチェックすべし

「ピッタリを選ぶべき」と言われながら、よく分からないのがグローブサイズではないでしょうか? 手のひらの周囲でサイズを選びますが、メーカーによって微妙に指の長さや縫製の仕方が異なるので注意が必要です。

 グローブをはめた時に、手のひらに余りが無いのはもちろん、全ての指先が余らずグリップを握った時に隙間なくフィットしないと、本来の“ゴルフグローブ”の役割は果たせません。

「高価ならいい」はグローブには当てはまらない!?

 “ゴルフグローブ”を良い状態で使い続ける「コツ」は、何枚も所有してローテーションする事です。たった一枚の高価格グローブをデロンデロンになるまで使うくらいなら、新品に近い状態で何枚も使い回す方がグリップの状態を保ちやすくなります。

 ちなみに「価格と性能は見合うか?」ですが、僕はそうは思いません。ゴルフショップのグローブコーナーにはサンプルがあります。周りの目は気にせず、枚数と予算も頭に入れながら「スイングした時にしっくりくるのか?」を想像しながら選ぶようにして下さい。

「天然皮革」はもちろんだが「人工皮革」のグローブも洗濯はやめた方がいい

 ちなみに、「天然皮革」は洗濯NGですが「天然皮革」も洗濯は失敗しやすいのでオススメしません。臭くなっても消臭スプレーを使用するのやめた方がいいです。匂いも含めてフィーリングがイマイチになったら“ゴルフグローブ”の賞味期限が終わったものと考えてください。

 ケチって使い続けると、スイングに悪影響を及ぼすばかりか、グリップの劣化を早める原因にもなります。

「一枚試し買い」からの「まとめ買い」がオススメ

 僕の“ゴルフグローブ”の購入の仕方は? というと、常に新製品やセールをチェックしながら「まず一枚」試し買いして使ってみます。

 滑りにくい加工や部分によって素材が異なるモデルもあるので、食わず嫌いせずに試してみます。季節によって汗のかき方も違いますし、グリップとのフィット感も使ってみるまでは完全に分かりません。買ってみて使用感の良し悪しを自分なりに決めていきます。

 気に入ったら、すぐにまとめ買いして同時に使用します。ラウンド中は早めに交換&乾かしながら使い、交換した後のグローブはカートの風で陰干しながら乾かします。新品のフィーリングのまま使えるので、グリッププレッシャー(握る強さ)も必要最小限でスイングしやすくなりました。

 グリップが削れたりグローブに穴が開いたりせず、臭くなる事も無いので結果として非常に高コスパです。

【解説】筒 康博(つつ・やすひろ)

伝説のプロコーチ・後藤修に師事。世界中の新旧スイング方法を学び、プロアマ問わず8万人以上にアドバイスを経験。スイング解析やクラブ計測にも精通。ゴルフメディアに多数露出するほか、「インドアゴルフレンジKz亀戸」ヘッドコーチ、WEBマガジン「FITTING」編集長を務める。

猿場トール