「ショートウッド」と「ユーティリティー」は比較的簡単にボールを遠くに飛ばせるクラブです。では、ビギナーには「ショートウッド」と「ユーティリティー」どちらがオススメなのでしょうか?

ビギナーにオススメはユーティリティー

 ビギナーがある程度スコアをまとめるためには、なるべく簡単で自分が得意なクラブを選択していくことが鉄則になるでしょう。ゴルフは、一般的に番手の大きいクラブ(アイアンなどに刻印された数字が小さいクラブ)のほうが、難易度は高いとされています。

あなたはウッド派? ユーティリティー派?
あなたはウッド派? ユーティリティー派?

 これは、番手の大きいクラブほど長くなるので、ボールと体の距離が遠くなり、クラブヘッドの芯でボールをとらえづらくなるからです。

 よりスコアを追い求めるためには、ある程度の飛距離も必要なので、上達してきたタイミングで、番手の大きなクラブにも積極的に挑戦するべきでしょう。

 以前は、ロングアイアンをセッティングする人が大半でしたが、ロフトの少ない3番アイアンや4番アイアンを打つのは、非常に難易度が高いです。そのため、比較的簡単に飛距離の出せるクラブとして「ショートウッド」と「ユーティリティー」が登場しました。

 ショートウッドとは、7・9・11・13番ウッドなどを総称した呼び方で、3番ウッド(スプーン)、4番ウッド(バフィー)、5番ウッド(クリーク)の3本よりも短く、ロフトが大きいフェアウェイウッドを指しています。

 ユーティリティーは、アイアンとフェアウェイウッドの中間距離を埋めるために登場したクラブで、アイアンよりもミスに強く、高い球を打ちやすい特徴があります。「ウッド型」と「アイアン型」の2種類があり、ウッド型は、ヘッドの奥行きを狭めた小さいフェアウェイウッドのような形になっています。

 アイアン型は、ロングアイアンの代わりとして使いやすいように性能を高めたクラブで、アイアンよりもソール幅が厚めに仕上げられています。しかし、アイアン型のユーティリティーは打つのが難しく上級者仕様のものが多いため、ビギナーはウッド型のユーティリティーを選択するのが一般的になっています。

 そんな「ショートウッド」と「ユーティリティー」ですが、ビギナーにはどちらがオススメなのでしょうか?

 レッスンプロの関浩太郎氏は、以下のように話します。

「各メーカーのカタログを見ると分かりますが、ショートウッドとユーティリティーは、同じ距離推移の番手が存在しています。実際に、同じ距離推移のショートウッドとユーティリティーを見てみると、ユーティリティーの方が1.5インチ、クラブが短いです」

「ゴルフクラブの難易度は、ロフト角やクラブ形状によっても変わりますが、一番はクラブの長さが影響しています。そのため、私は『ユーティリティー』のほうがビギナーにはオススメだと思います」

ショートウッドはシニアゴルファーや女性にオススメ

 しかし、シニアゴルファーや女性は、ショートウッドのほうがオススメできる場合もあると関氏は話します。

「あまりパワーに自信のないシニアゴルファーや女性の場合は、ショートウッドのほうがオススメです。ショートウッドのメリットは、ユーティリティーよりもボールを上げやすいところにあります」

「そのため、1.5インチ長いデメリットを受け入れても、ボールの上げやすさを選択したほうが、メリットが大きいゴルファーもいます。どちらにも、メリットとデメリットは存在するので、自分のゴルフスタイルに合わせて選択すると良いでしょう」

 このように、ユーティリティーとショートウッドには、互いにメリットとデメリットが存在します。なるべく楽に飛距離が出せるクラブを探しているビギナーは、参考にしてみてはいかがでしょうか。

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