プロ7戦目となる「Sansan KBCオーガスタ」でレギュラーツアー初優勝した22歳の河本力。ツアーNo.1の飛ばし屋はどんなクラブセッティングで戦っているのでしょうか?

「ローグSTトリプルダイヤモンド」で初速アップ

 昨年12月にプロ転向した22歳の河本力がプロ7戦目となる「Sansan KBCオーガスタ」でレギュラーツアー初優勝。現在、ツアーNo.1の飛ばし屋と言われますが、そのクラブセッティングの特徴は?

河本力の飛距離は米ツアーでも十分通用するクラス。世界に羽ばたいてほしい 写真:JGTOimages
河本力の飛距離は米ツアーでも十分通用するクラス。世界に羽ばたいてほしい 写真:JGTOimages

 ルーキーシーズンに初優勝しただけでなく、河本力は日本男子ツアーの平均飛距離(323.75ヤード)で2位に約20ヤードの大差をつけての1位になっています(8月31日時点)。そんな河本が使っているドライバーは今年から契約したキャロウェイの「ローグSTトリプルダイヤモンド」。

 このドライバーについて河本は「ボールスピードが1〜2マイル(約0.5〜1m/s)くらい上がってくれて、何よりも方向性がすごく良くなっていた。テストしたときから、すぐに試合で使いたいと思っていました」と語っています。

 ドライバーのシャフトはPGAツアーでも人気の「ベンタスブラック」の60グラム台。ヘッドスピードが60m/s近い河本力にとって、60グラム台のシャフトは軽いように思われますが、「ベンタスブラック」は「ベンタス」シリーズの中でも最もハードでしっかりした硬さがある。だから、河本力でも60グラム台で安定しているのです。

 もう一つ特徴的なのが、ウッドは3番ウッドのみで、5番ウッドやウッド型のユーティリティーを入れていないことです。その理由としては、超パワーヒッターの河本力にとって5番ウッドやウッド型のユーティリティーだと打球が上がりすぎてしまう。だからフェアウェイウッドは3番ウッドだけにして、その下にはロフト18度のアイアン型ユーティリティーを入れていと思われます。

 アイアンはコンボにして、3番、4番アイアンはキャビティータイプの「APEX TCB」、5番から9番アイアンはマッスルバックの「APEX MB」を入れています。

 ウェッジを見ると48度、54度には最新モデルの「JAWS RAW」を使っていて、60度は旧モデルの「JAWS」を使っている河本力。3番ウッドも2019年モデルの「エピックフラッシュサブゼロ」を日本体育大学時代から使い続けています。

 セッティングのなかにうまく新旧モデルを組み合わせている河本力は、中学生の頃からキャロウェイのクラブを使い続けており、キャロウェイのクラブの特徴を知り尽くした上で14本すべてをキャロウェイで揃えています。そんな相性の良さがプロ転向7戦目での“スピード優勝”につながったのかもしれません。

2022 Sansan KBCオーガスタ優勝 河本力のセッティング

1W:ローグSTトリプルダイヤモンド(ロフト9度 シャフト/ベンタスブラック6TX)3W:エピックフラッシュサブゼロ(ロフト15度 シャフト/ベンタスブラック8X)2U:XフォージドUT(ロフト18度)3-4I:APEX TCB5I-9I:APEX MB48度、54度:JAWS RAW60度:JAWS プロトパター:オデッセイ ホワイト ホットOGロッシーSボール:クロムソフトX LSトリプルトラック

野中真一