テーラーメイドの新製品「ステルス グローレ」発表会が行われました。大ヒットモデル「ステルス」シリーズに続き第二弾となる、カーボンウッド×ツイストフェース「ステルスグローレ」「ステルス グローレ+」ドライバー。発売は10月7日ですが、こちらも爆発的な売れ行きになるのでしょうか?

10周年を迎えた「グローレ」シリーズ

 2022年、最もホットだったドライバーは、やはりテーラーメイド「ステルス」でしょう。「ツイストフェース×カーボンウッド」として登場した「ステルス」ドライバーは、発売直後から品切れになるほどの爆発的ヒットに。

シリーズ10周年を迎えた新製品「ステルス グローレ」「ステルス グローレ+」ドライバーが10月7日発売になる
シリーズ10周年を迎えた新製品「ステルス グローレ」「ステルス グローレ+」ドライバーが10月7日発売になる

 発表時「カーボンウッドの時代が到来した」と言ったテーラーメイド。このたび発表された新製品「ステルス グローレ」も、もちろんカーボンウッドのドライバー。

 60層カーボンフェース×ツイストフェースによる大幅な軽量化の恩恵をドローバイアスに傾け、徹底的にやさしく打てる設計になった「ステルス」と「グローレ」の合体モデルになっています。

 クラブスペックを見てみると、クラブ総重量が約275〜281グラム(純正シャフト仕様時)と「ステルス」ドライバーと比べ非常に軽量に。

「ステルス グローレ」「ステルス グローレ+」ドライバーにも60層のカーボンフェースとツイストフェースが採用されている
「ステルス グローレ」「ステルス グローレ+」ドライバーにも60層のカーボンフェースとツイストフェースが採用されている

 基本的には「グローレ」ユーザー向けの新モデルになっていますが、「ステルスHD」を更にドローバイアスに傾けた性能なのがわかります。また、「SIM2」ドライバーで採用されたフォージドアルミニウムリングをヘッド後方に搭載。従来のチタンドライバーヘッドのような溶接によるものではなく、複合素材である各パーツを接着のみで成形しています。

テーラーメイドのテクノロジーが集結したヘッド製法

 また、今回「ステルス グローレ+」には可変スリーブが久々に採用されています。フェース軽量化の恩恵が、こんなところにも表れています。ドローバイアス設計をさらに生かすように、可変スリーブのポジションを調整することもできます。

 “ドローバイアス”とは、重量をヒール側に持ってくることでスライス回転の原因になるパス(軌道)をボールに与えにくくする設計。

可変スリーブ採用の「ステルス グローレ+」ドライバーなら、ドローバイアスを更に調整して使うことが出来る
可変スリーブ採用の「ステルス グローレ+」ドライバーなら、ドローバイアスを更に調整して使うことが出来る

 以前はフェース向きをフックにすることで、出球の方向を左に向けるモデルが多かったのですが、基本的にはヘッドの内部重心による「ボールに与えるスピン軸」をスライス側に傾けない設計を指すようになりました。

 とは言え、基本的には右を向いたフェース向きでは出球が右にプッシュアウトしてしまう恐れもあるため「若干フェース向きが左」になっているモデルも多いです。可変スリーブが採用された「ステルス グローレ+」なら、重心設計を生かしたまま出球に影響を与えるフェース向きの微調整ができるのです。

最新シャフトもカスタムに。この「価格」は高いのか?

 今回発表された「ステルス グローレ」、純正の「SPEEDER NX for TM」シャフト装着でドライバー価格9万7900円(税込み)から。「ステルス グローレ+」ドライバーは純正シャフト装着で10万1200円からカスタムシャフト装着モデル12万1000円(ともに税込み)となっています。

純正装着「SPEEDER NX for TM」のほか、カスタム「TOUR AD CQ 50」「SPEEDER NX GR 50」「Diamana GT 50」シャフトが選択可能
純正装着「SPEEDER NX for TM」のほか、カスタム「TOUR AD CQ 50」「SPEEDER NX GR 50」「Diamana GT 50」シャフトが選択可能

 前作「SIM グローレ」比較で言えば実質5000円ほどの値上げ。現在の様々な世界情勢を考えれば、決して高くなったとは言い難いでしょう。

 ただし、購入する側のゴルファー目線で言えば、「今まで以上に高い買い物」になることも確かです。モデル選びもシャフト選びも多様化したぶん、じっくり試打して吟味したうえで購入することが、ゴルファーには求められるでしょう。

【解説】筒 康博(つつ・やすひろ)

伝説のプロコーチ・後藤修に師事。世界中の新旧スイング方法を学び、プロアマ問わず8万人以上にアドバイスを経験。スイング解析やクラブ計測にも精通。ゴルフメディアに多数露出するほか、「インドアゴルフレンジKz亀戸」ヘッドコーチ、WEBマガジン「FITTING」編集長を務める。

猿場トール