日本女子プロゴルフ選手権で劇的な逆転優勝を飾り、同大会の最年少優勝者となった川崎春花。そのドライバーには、なんと1本13万2000円(税込)〜という超高級シャフトが装着されていました。

ボールも中学からブリヂストンで固定

 女子ゴルフ界に新スターが誕生しました。19歳の川崎春花は日本女子プロゴルフ選手権で劇的な逆転優勝を飾り、同大会の最年少優勝者となりました。そのセッティングを調べるとシャフトとボールに強いこだわりがあることが分かりました。

信頼性のあるシャフトとボールが見つかっていることはプレーの安定感につながってくるでしょう 写真:Getty Image
信頼性のあるシャフトとボールが見つかっていることはプレーの安定感につながってくるでしょう 写真:Getty Image

 優勝した日本女子プロゴルフ選手権ではドライバーの平均飛距離が247ヤードで、出場選手中7位だった川崎。そのパワーは女子ツアーでもトップクラスですが、意外にもドライバーは「SIMグローレ」というアベレージゴルファーやシニアゴルファー向けのモデルを使っていました。ドライバーだけでなく、計4本のフェアウェイウッド、ユーティリティーも「SIMグローレ」で揃えています。

 詳しく見ていくと、ドライバーのシャフトは「イミドアンドサンズ」(旧セブン・ドリーマーズ)のものを使っていました。イミドアンドサンズは、ジャンボ尾崎が使用していることや1本13万2000円(税込)〜という超高級シャフトとして知られています。このシャフトについて川崎は優勝後の会見でこう語りました。

「クラブは父と相談して決めています。ドライバーのシャフトは(旧)セブン・ドリーマーズです。中学生の頃くらいから使っていて、私に合わせて作ってくれるので、すごく使いやすいです」

 イミドアンドサンズの特徴は一般的なシャフト製法と違い、ゴルファー1人1人のスイングを分析した上で、1本1本、丁寧にシャフトを作っていくことにあります。また、一般的なカーボンシャフトのように研磨をしたり、塗装することもないので設計通りの重量、剛性、強度を実現。個体差も生まれにくいのが利点です。

 川崎は中学時代から父親と一緒に同メーカーのショップを訪れて、たびたびシャフトフィッティングを行なっていたそうです。

 アイアンは2018年に発売された「ミズノプロ719」を使っていました。このアイアンは当時、ミズノアイアン史上最大の反発力を実現したモデルとして注目を集めており、ミズノらしい打感や形状でありながら、飛距離性能が高いことが話題になったアイアンです。

 ウェッジは今年発売されたばかりの「ジョーズ ロウ」。ノーメッキによる高いスピン性能が特徴で、ツアープロからも評価が高いウェッジです。

 そしてボールは「ツアーB X」を使っています。ツアーBシリーズのボールは今年の女子ツアーでは西郷真央、稲見萌寧などが使っており、これまでの27試合中12試合で同シリーズのボールを使っている選手が優勝しています。川崎はこのボールについても「ジュニア時代からブリヂストンのボールを使っていて、自分がイメージした通りのショットができるので信頼しています」と語っていました。

 中学生の頃に自分に合ったシャフトとボールに出会えたことが、19歳での国内メジャー制覇につながったのかもしれません。

2022 日本女子プロゴルフ選手権 川崎春花のセッティング

1W:テーラーメイド SIMグローレ(ロフト10.5度 シャフト:イミドアンドサンズ)3W:テーラーメイド SIMグローレ(ロフト15度)7W:テーラーメイド SIMグローレ(ロフト21度)5U:テーラーメイド SIMグローレ(ロフト23度)6U:テーラーメイド SIMグローレ(ロフト26度)6I-PW:ミズノ ミズノプロ719アイアンウェッジ:キャロウェイ JAWS RAW(48度、52度、58度)パター:オデッセイ トゥーロン サンディエゴボール:ツアーB X

野中真一