ヤマハは“ぶっ飛び系”クラブの先駆者として好評の「インプレス」新シリーズとして、「インプレス・ドライブスター」を、フルラインアップで10月21日に発売します。

“ぶっ飛び”はそのまま“イイ顔”に

“飛び系アイアン”というジャンルを確立し、その後、ドライバーやフェアウェイウッド、ユーティリティーが加わってフルラインアップになっても、飛距離にこだわるクラブとして人気を博してきたヤマハの「インプレス UD+2」。この「UD+2」がなくなるという残念なニュースが入ってきました。

ともに飛距離重視は変わらないものの「UD+2」とは見た目の印象が大きく変わったドライバーとアイアン
ともに飛距離重視は変わらないものの「UD+2」とは見た目の印象が大きく変わったドライバーとアイアン

 とはいっても、実際は商品名を新たに生まれ変わるというお話。それが10月21日に発売される「インプレス・ドライブスター」という新モデルです。

 しかし、ヘッドスピードが遅めの人が飛ばせるクラブとしての評価が確立している「UD+2」という名前を捨ててまで商品名を一新したのには理由があって、この「ドライブスター」は従来の「UD+2」ファンの期待にもしっかり応えつつ、商品コンセプトはガラリと変わっています。

 まず、ターゲットは「アベレージゴルファー」から「アベレージゴルファー〜上級者」という幅広い層に。対象ヘッドスピードも「40m/s以下」から「35〜45m/s」と、一般ゴルファーの大部分をカバーする設定になりました。

 また、球のつかまり具合も「超スライサー向けのつかまり設計」から「最適なつかまり設計」へ、ヘッド形状も「グースネックで大きな投影面積」だったものが「上級者も満足する正統派イイ顔」を志向したものへと変化しています。

 実際にドライバーを構えてみてもオーソドックスで違和感がない形。アイアンも“UD+2顔”とでもいうべき、面長でグースが強く、構えたときに幅広のソールがトップブレード越しに見えるという特徴はすっかり姿を消し、見た目はいい意味で“普通のアイアン”になったという印象です。

 それでありながら「UD+2」譲りの“やさしさ”と“ぶっ飛び”は妥協していません。

 ドライバーは、独自のテクノロジーである「BOOSTBOX」(=フェース全体でインパクトのエネルギーを初速に変える)、「打点の科学」(=ゴルファーが無意識にボールを打とうとする点と最も飛距離の出る最適打点を一致させる)を採用することにより、ルール限界クラスの初速性能と最適打点で打てることによる初速アップを実現させたといいます。

 また、カーボンクラウンを採用することによって生まれた25グラムもの余剰重量を重心から遠く最適な箇所に配置することで、これまたルール限界クラスの横慣性モーメントを実現。打点がブレても曲がりにくく、初速が落ちないとしています。

 さらに、純正シャフトのSは総重量・硬さをアップさせ、ヘッドスピードが速めのゴルファーでも左へのミスや逆にインパクトでヘッドが戻ってこないといった不安を感じずに振ることができます。

普段7番で155ヤードの編集部員が190ヤード飛んだ!

 ドライバーよりもさらにガラリと印象が変わった「ドライブスター」のアイアンですが、そのスッキリとした見た目とは裏腹に「UD+2」にも増してテクノロジーてんこ盛りの“ぶっ飛びアイアン”に仕上がっています。

 ロフト角は7番アイアンで25度と、「UD+2」同様のストロングロフト。それでオーソドックスな形状だと球が上がらなくなってしまいそうですが、そこはテクノロジーでカバー。ソールに7番で46グラムものタングステンウエートを内蔵することで、前作同様の高弾道を実現したといいます。

 球が上がりやすいだけでなく、飛びのテクノロジーも進化。精密鋳造によりフェース裏の空洞になったポケット部分をギリギリまで拡大し、その部分のソールの肉厚を1.1ミリまで極薄化。ソールのたわみを増加させ、反発性能を向上しています。

 また、一般的なアイアンはトウ側が高くなっていることにより、最もたわむポイントが重心や打点よりもトウ側上寄りになってしまいます。これを解決するため、トウ側上部に筋交いのようなリブを設けることで、たわみポイントをヒール側に寄せ、かつ下げることに成功したといいます。これを重心や打点に近づけることで、初速効率が上がったとしています。

 確かに、実際に試打させてもらったところ、7番アイアンで普段155ヤード前後の編集部員が、弾道計測器の数値でキャリー180ヤード前後、トータル190ヤード前後飛んでいました。

 特段頑張って振らなくてもこの飛距離ですから、ゴルフが楽になることは間違いないでしょう。

e!Golf編集部