ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン初日にツアー記録の「60」を叩き出し、完全優勝を果たした山下美夢有。プロ1年目に高額な「トラックマン」を購入したことが知られていますが、それはスイングだけでなくクラブ選びにも生かされているようです。

新スリクソンを投入直後に「60」とツアー4勝目

 メルセデスランキング、年間獲得賞金の両部門でトップを走る山下美夢有が、ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンで完全優勝を達成。実はこの試合からドライバー、フェアウェイウッドで新モデルを投入していました。

投入したばかりのドライバーを手に「60」を叩き出した山下美夢有 写真:Getty Images
投入したばかりのドライバーを手に「60」を叩き出した山下美夢有 写真:Getty Images

 同大会の初日にツアー新記録となる「60」をマークした山下。12バーディー・ノーボギーという圧巻のプレーでしたが、この日、試合で初めて使ったのがスリクソンの新作ドライバーとフェアウェイウッドでした。このモデルはまだ正式発表されていませんが、ドライバーには「ZX5 MK2」というロゴが入っており、「ZX5」の後継モデルと推察されます。

 このドライバーを投入した経緯について、山下はこう明かしました。

「練習からトラックマンで測っていてデータとかを見ていたのですが、一番データが良かったので、今週から使おうと思いました。コースでも前のドライバー(スリクソンZX5)と新しいドライバーで2球打ってトータル的に見ていたのですが、新しいほうがミート率も良くて、風にも強かったので、今週から使おうと思いました」

 山下はプロ1年目からトラックマンを使って練習していました。当時の山下は「人生で一番高い買い物をしました。でも、(コーチである)父が買ったほうがいいって。まぁ、父が買ってくれたんですけど(笑)」と語っています。

 今シーズンも練習日などでは山下はトラックマンを使ってショットをチェックしながら、父・勝臣さんと話をしているシーンがありました。新しいクラブやシャフトを選ぶときもトラックマンでチェックしている山下は、数字をベースにセッティングを決めているようです。

 一方、ある程度感覚的に選んでいるのがパター。今シーズンの山下は春先によくパターを変えていました。開幕戦のダイキンオーキッドレディスでは「スコッティ キャメロン セレクト GoLo S」を使っていましたが、4月にはブレード型の別モデルにチェンジ。さらに4月後半は西郷真央も使っている「オデッセイ ホワイトホット OG ロッシー」を使った試合もありました。

 そして今季初優勝のワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップから「オデッセイ ホワイトホット OG 2-BALL BLADE」を投入。それからは同モデルがエースパターとなり、今年の快進撃につながっています。

 今シーズンも残り2カ月。賞金ランキング、メルセデスランキングでトップを走る山下が2冠を達成する可能性はどんどん高まっています。

2022 ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 山下美夢有のセッティング

1W:スリクソンZXプロト(9.5度 シャフト/スピーダープロト)FW:スリクソンZXプロト(3W/15度、5W/18度 シャフト/スピーダープロト)UT:スリクソンZX(4U/22度 5U/25度 シャフト/ダイヤモンドスピーダーHB-S)6I-PW:スリクソンZX5(シャフト/DG85-R300)ウェッジ:クリーブランドRTX ZIPCORE(48、52度、58度 シャフト/DG95-R300)パター:オデッセイ ホワイトホットOG 2-BALL BLADE

野中真一