シーズン終盤戦の大王製紙エリエールレディスで11年ぶりのツアー優勝を達成した藤田さいき。実は後半戦に入ってからクラブセッティングを大幅に変えていました。その中で変わっていないクラブにも注目です。

フレキシブルにクラブを替えられるのは契約フリーならでは

 シーズン終盤戦の大王製紙エリエールレディスで11年ぶりのツアー優勝を達成した藤田さいき。実は後半戦に入ってからクラブセッティングを大幅に変えていました。

樋口久子 三菱電機レディスからピンの新ドライバー「G430 MAX」を使う藤田さいき 写真:Getty Images
樋口久子 三菱電機レディスからピンの新ドライバー「G430 MAX」を使う藤田さいき 写真:Getty Images

 シーズン中でもドライバーやパターなど1、2本のクラブを替える選手はたくさんいます。しかし、契約フリーの藤田は、後半戦に入ってパターを除く13本中10本のクラブを入れ替えていました。

 前半戦では3本のウェッジは「ボーケイ SM8」でしたが、後半戦ではキャロウェイの「ジョーズRAW」を使い始めました。ノーメッキの「ジョーズ RAW」はスピン性能に特化したウェッジなので、グリーン周りでのスピンアプローチを強化したのでしょう。

 そして10月最終週から替えたのがドライバーです。それまではキャロウェイの「エピックMAX」や「ローグSTシリーズ」を使っていましたが、樋口久子 三菱電機レディスからピンの新モデル「G430 MAX」を投入しています。

 すると、優勝した大王製紙エリエールレディスでは平均飛距離265.875ヤードを記録して、同部門で3位。3日目の17番ホールでは303ヤードをマークしました。ちなみにこの試合では、最後まで藤田と優勝争いを演じ1打差2位になった鈴木愛も「G430 LST」を使っていました。

 さらに、前半戦ではキャロウェイの「Xフォージドスター」を使っていたアイアンもTOTOジャパンクラシックからピンの「i230」に替えていました。

 10本のクラブを変えた一方、シーズンを通して使い続けていたのがヤマハの「RMX VD」です。3番ウッド、5番ウッド、そしてユーティリティーをこのシリーズで統一しています。

 今シーズンのメルセデス・ランキングで10位(大王製紙エリエールレディス終了時点)に入っている藤田さいき。トップ10では唯一となる30代です。ベテランになっても活躍できる理由はフレキシブルにクラブを替えることができる柔軟性にあるのかもしれません。

2022 藤田さいきの最新セッティング

1W:G430 MAX(ロフト/9度)3W:RMX VD(ロフト/15度)5W:RMX VD(ロフト/18度)UT:RMX VD(ロフト/22度)5I-PW:i230(ロフト/23度)50、54、58度:ジョーズ RAWPT:オデッセイ ホワイトホットOG ロッシーS

野中真一