PGAツアーで人気のシャフトブランドは、三菱ケミカル、フジクラコンポジット、グラファイトデザインの他にALDILA(アルディラ)も長年トップブランドとして君臨。2月24日、満を持して発売される新シャフト「ROGUE∞(ローグ インフィニティ)」は一体どんなシャフトでしょうか?

PGAツアーで人気の「アルディラ」から新シャフト登場

 PGAツアーにおけるシャフトブランドのトップと言えば「ベンタス」シリーズで人気のフジクラと「TENSEI」、「ディアマナ」シリーズの三菱ケミカルが日本ではおなじみです。ところが、その前からPGAツアーで人気が確立されているのは「ALDILA(アルディラ)」で、現在は三菱ケミカルグループのブランドになっています。

PGAツアーで長年人気のシャフトブランド三菱ケミカル「ALDILA(アルディラ)」から、満を持して発売される「ROGUE∞(ローグ インフィニティ)」シャフト
PGAツアーで長年人気のシャフトブランド三菱ケミカル「ALDILA(アルディラ)」から、満を持して発売される「ROGUE∞(ローグ インフィニティ)」シャフト

 アルディラ「ROGUE(ローグ)」シリーズは、PGAツアーに投入されてから、メジャーを含む世界主要トーナメントで70勝以上もの勝利に貢献しているフラッグシップモデル。

 2月24日に発売される最新シャフト「ROGUE∞(ローグ インフィニティ)」は、昨年開催されたジャパンゴルフフェアでお披露目されました。「無限」の意味を表す「∞(インフィニティ)」がネーミングに記されているように、「飛距離」と「圧倒的な方向安定性」を高次元で両立させるためのテクノロジーとヒューマンテストによる結果に基づき、満を持して発売されます。

デュアル・トルクコア採用で飛距離と方向性を高次元で両立

 アルディラの新シャフト「ROGUE∞(ローグ インフィニティ)」には、強烈なインパクト時の弾きを生む80トン超高弾性カーボンシートを全長に採用し、インパクト時の精密なフェースコントロールを生むために「デュアル・トルクコア」テクノロジーを採用しています。

 さらに、超高弾性と高弾性という2種類のカーボンシートを繊維方向が斜めに配置される「アングルプライ」層に採用しています。

「ROGUE∞(ローグ インフィニティ)」スペックは、シャフト重量50〜80グラム台の全8モデル。全てが「ツアーフレックス」表記になっている
「ROGUE∞(ローグ インフィニティ)」スペックは、シャフト重量50〜80グラム台の全8モデル。全てが「ツアーフレックス」表記になっている

 三菱ケミカルのフラッグシップである「ディアマナ」や「TENSEI」とは一味違う、今まで日本のゴルファーが体験した事のない新世代のアルディラシャフトに期待するしかありません。手に入り次第、すぐに計測と試打を行っていくつもりです。

【ROGUE∞ スペック】モデル    重量  トルクROGUE∞ 50TR 58.5グラム 4.6ROGUE∞ 50TS 60.5グラム 4.5ROGUE∞ 50TX 61.0グラム 4.5ROGUE∞ 60TS 65.0グラム 3.9ROGUE∞ 60TX 67.0グラム 3.9ROGUE∞ 70TS 74.0グラム 3.1ROGUE∞ 70TX 76.0グラム 3.1ROGUE∞ 80TX 84.5グラム 3.1メーカー希望小売価格:4万4000円(税込み)

【解説】筒 康博(つつ・やすひろ)

伝説のプロコーチ・後藤修に師事。世界中の新旧スイング方法を学び、プロアマ問わず8万人以上にアドバイスを経験。スイング解析やクラブ計測にも精通。ゴルフメディアに多数露出するほか、「インドアゴルフレンジKz亀戸」ヘッドコーチ、WEBマガジン「FITTING」編集長を務める。

猿場トール