アレクサンダー・ロックウェル監督&主演で監督の娘ラナ・ロックウェルへの
<スペシャル⽗娘インタビュー>公開!

『イン・ザ・スープ』(1992)や『フォー・ルームス』(1995)などで知られる⽶インディーズのアイコン、アレクサンダー・ロックウェル監督。その 25 年ぶりの⽇本公開となる最新作『スウィート・シング』が、ヒューマントラストシネマ渋⾕、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開中。

【11月5日(金)AM10時解禁】『スウィート・シング』監督&主演ラナ スペシャルインタビュー公開リリース,画像

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本作は、頼る⼤⼈がいない 15 歳の姉ビリーと 11 歳の弟ニコ、そしてその家族の物語。主⼈公を監督の実の娘ラナと息⼦ニコが演じ、スーパー16 ミリフィルム撮影のモノクロとパートカラーの映像はじめ、⼀貫してインディーズにこだわり続けてきたロックウェル監督らしい映画愛溢れる⼀編。インディーズ作品好きや映画ファンを中⼼に本作を絶賛する声が相次ぎ、11/1 発表の「10 ⽉第5週公開映画の初⽇満⾜度ランキング」(Filmarks) では第1位を獲得した。

ロックウェル監督と、主役のビリーを演じた実の娘でもあるラナ・ロックウェルが、ニューヨークの⾃宅で取材に応じた。ロックウェル監督の映画作りの秘密と、今は 18 歳になったラナのみずみずしい演技の秘密に迫る。

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アレクサンダー・ロックウェル監督&主演ラナ・ロックウェル <スペシャル⽗娘インタビュー>

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⼀番取りたいものは⼀番⾝近にあった(ロックウェル監督)
Q:この映画をつくろうと思った理由は?
監督:この映画の数年前に、娘のラナと息⼦のニコを主役にして『Little Feet』という映画を撮った。当時、僕たち家族はロサンジェルスに住んでいたんだけど、ハリウッドでは思うように映画を撮れなくて、純粋な映画づくりに戻ろうと思ったんだ。⾃分の資⾦で、今⼀番撮りたいと思うものを撮ってみようと。それがラナとニコを撮ることだった。その後、僕らはニューヨークに戻ったんだけど、ラナの助⾔もあって、もう⼀度2⼈と映画を作ってみたいと思った。それがきっかけなんだ。

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Q:ラナさんは『Little Feet』の後は、演技を続けていたのですか?
ラナ:『Little Feet』の撮影時は 7 歳でした。あの頃はまだ、映画撮影と⾔っても、何か遊びをしているような気持ちでしたけど。その後は、⽗の学⽣たち(ロックウェル監督は NY ⼤学⼤学院で映画を教えている)の短編に出演したことがありますが、撮影は1⽇か2⽇だったので、『スウィート・シング』のように演技に打ち込んだのは初めてです。『スウィート・シング』を撮影していたのは 15 歳になった時で、今は 18 歳です。
ラナはカメラに愛されている(ロックウェル監督)、⽗だから⼼の底から信頼できた(ラナ)

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Q: 監督から⾒てのラナさん、ラナさんから⾒ての監督について教えてください。
監督:娘の前で⾔うのは嫌なんだけど、実はラナを魅⼒的でなく..
撮る⽅が難しいんですよ。彼⼥はカメラに愛されているタイプの⼈間。例えば、往年の名⼥優のエヴァ・ガードナーのように。ラナだけでなく、弟のニコはマーロン・ブランドのようだった。⼆⼈がこんなにもプロフェッショナルとして映画の現場にいるのを誇らしいと思った。

ラナ:⽗のことは既に信頼しているので、わざわざ監督との信頼関係をゼロから築かなければいけない、ということはなかったのでそれは良かったです。多少の意⾒の⾷い違いや⼝論はあっても、安⼼して⾝を任せることができました。この映画では⼼の全てをさらけ出さないといけない場⾯もあったので、監督が⽗なので安⼼してできました。

僕は⽩⿊の夢を⾒る(ロックウェル監督)

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Q:この映画はほとんどが⽩⿊で、部分的にカラーがありますが、その理由は?
監督:僕の⼦供の頃の避難場所は映画館で、そこで僕が⾒ていたのはたくさんの⽩⿊映画だったんだ。⿊澤明の『七⼈の侍』を⾒たのは 18 歳だったかな。僕はサムライになった夢を⾒た。その夢は⽩⿊だったんだ。それである⽇思った。素晴らしい写真集の多くは⽩⿊なんだから、映画が⽩⿊だっていいじゃないかって。それで僕は⽩⿊映画を撮ることが多いんだ。部分的にカラーなのは、フィルムで撮影したからだ。今では良質な⽩⿊フィルムがもうないので、カラーフィルムで撮って、後からラボで⽩⿊にするんだけど、ある⽇、偶然、⾊を抜く前のカラーのフィルムを⾒てしまった(笑)!それは、バスルームの中でビリー(ラナ)が夢の中のビリー・ホリデイに出会うシーンなんだけど、その⾊彩の美しさときたら!まるで命が爆発するような感覚
だった。それで、ビリーの想像⼒が⾃由になっている時をカラーにしてみようと思ったんだ。
インディーズなのに⼤物アーティストの曲が使えたのは諦めなかったら(ロックウェル監督)

Q:映画には、ヴァン・モリソン、ビリー・ホリデイ、カレン・ダルトン、ブライアン・イーノ、シガー・ロスなど⾳楽ファンにはたまらない数々の楽曲が使われていますが、すべて監督が選曲したのでしょうか?
監督:はい。これらの⾳楽は私⾃⾝そのもので、私の魂を作っているものですからね。でも⾳楽会社は⼩さい映画に曲を与えたがらないので許可を取るのが⼤変でした。例えば、ブライアン・イーノのマネージャーが⽇本に住んでいると知って、彼に懇願し、⼿紙を沢⼭書いたり。とうとうマネージャーから「分かった分かった」と返事が来て、アーティスト⾃⾝も使⽤を認めてくれたんですよ。ヴァン・モリソンも、カレン・ダルトンやビリー・ホリデイの遺産管理団体も、みんなこの映画を気に⼊って⾳楽を使わせてくれた。運の良さもあると思いますが、決して諦めないことですね。
⽇本は僕の⼀部分(ロックウェル監督)、私の潜在意識の中にも(ラナ)

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Q:⽇本では 25 年ぶりの新作劇場公開となりますが、⽇本に対してどのようなイメージをもっているでしょうか。
監督:⽇本映画は、構図や、⼈間の描き⽅など、僕の映像作家としてのあり⽅の多くを形作ってくれたものなんだ。⼩津監督、溝⼝監督、⿊澤監督の影響は⾊濃くうけている。現代の監督でいうと是枝監督の作品は「⾃分の“映画の兄弟”がこれを作っているんじゃないか」と思いながらいつも観ているよ。
ラナ:私も⽗と⼀緒に⼦供の頃から⾊々な“古典”を観てきているので、⽇本映画は潜在意識のどこかに刷り込まれていますね。監督:おとぎ話を聞かせるように、⼦供たちとずっと映画を観てきたよね。

【11月5日(金)AM10時解禁】『スウィート・シング』監督&主演ラナ スペシャルインタビュー公開リリース,画像

Q:最後に、⽇本の観客にメッセージをお願いします。
監督:この映画は、希望と喜びを届けるアメリカからの⼿紙のようなものだと感じてもらえたら嬉しい。アメリカは今、ネガティブな感情に苛まれていて、怒りや憎悪とかそういうものが蔓延している。そんな世の中を⽣きなければならない⼦供たちには過酷だと思う。でも⼀⽅でこの映画に登場させたビリー・ホリデイのように、過酷な少⼥時代を⽣き延びた“希望の星”がいる。
アメリカのみならず、世界にも”希望”はそこかしこにあるはず。そんなメッセージを受け取ってくれたら嬉しいです。
ラナ:この映画を観てくださる⽇本の観客の皆さんと⼼は共にあります、とお伝えしたいです。ビリーの喜びや輝きを感じ取ってくれれば嬉しいですね。

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『スウィート・シング』予告編映像

監督

アレクサンダー・ロックウェル

脚本

アレクサンダー・ロックウェル

原題

Sweet Thing

2020 年|アメリカ|91 分|DCP|モノクロ+パートカラー
日本語字幕:高内朝子

配給:ムヴィオラ
公式HP:http://moviola.jp/sweetthing
©️2019 BLACK HORSE PRODUCTIONS. ALL RIGHTS RESERVED

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