関口メンディーさん×小森隼さん
映画『昨日より赤く明日より青く』

全国公開中の映画『昨日より赤く明日より青く-CINEMA FIGHTERS project-は、短篇6作それぞれの主題歌からインスパイアされ生み出された物語に、GENERATIONS from EXILE TRIBEのメンバーが全員参加し、主演・主題歌を務めた、個性溢れる作品です。

今回は、新城毅彦監督『真夜中のひとりたち』で、青木役を務めた関口メンディーさんと、久保茂昭監督『水のない海』でデリバリー配達員ユキオ役を演じた小森隼さんに、お互いの演技から感じたことやキャラクターを演じる上で心掛けたことなどを伺いました!

関口メンディーさん&小森隼さんがお互いの演技を語る!映画『昨日より赤く明日より青く』公開記念インタビュー,画像

『真夜中のひとりたち』青木役の関口メンディーさん

関口メンディーさん&小森隼さんがお互いの演技を語る!映画『昨日より赤く明日より青く』公開記念インタビュー,画像

『水のない海』ユキオ役の小森隼さん

関口メンディーさん×小森隼さん動画インタビュー!


関口メンディーさん「隼の表現力がスゴイ!」

―― メンディーさんの作品では阿部純子さんとのシーンが印象的でしたし、小森さんはAIとの自然な会話、流れているようなテンポがとても良かったです。
まず、始めにお互いの作品について、メンディーさんから見た小森さんの作品、小森さんから見たメンディーさんの作品、それぞれどのように感じられたのか教えてください。

関口メンディーさん(以下、メンディーさん)
隼はお芝居、役者としてのイメージがあまりないと思っているのですが、以前映画に出ていたのを見て、その時も良かったんですけど、またそこから表現力がスゴイ増しているなって感じていて。その成長というか、メンバーの新しい挑戦と、以前と比べての成長具合にメチャメチャ刺激をもらえたというか。“こんなお芝居が出来るようになっているんだ!”って。素晴らしかったです!

小森隼さん(以下、小森さん)
メンディーさんに教えてもらったことをやっただけです。

メンディーさん
教えてねえーわ!(笑)

小森さん
(笑)

―― 冒頭は自転車のシーンから始まります。その横顔は余計なことは語らない、普通の通行人という印象を受けます。とてもハマっていますよね。

昨日より赤く明日より青く-CINEMA FIGHTERS project-,画像

メンディーさん
メンバーの作品はどうしても普段一緒にいて近くにいるので、やっぱり役柄というよりは個人として、例えば隼だったら隼として見えちゃうことがあると思うのですが、おっしゃる通り最初のワンシーンから、ずっと映画の中の登場人物として見ることが出来たのは、本当に隼の演技力、表現力だと思います。

小森隼さん、我慢して強がっているメンディーさんに共感!

―― 小森さんはいかがですか?

小森さん
本当に全く同じことを思っていました。

メンディーさんが演じるあの主人公のように、どうしてもまだ恋愛のことになると男の人は男らしくとか、格好良く居続けなくてはならないとか、弱さを見せてはいけないって感じるところが多いんです。

でも、メンディーさんの作品を見た時にやっぱり男だって辛いし、上手くいかないことがあったら誰かに頼りたくなるし、すがりたくもなるし。一方で、崩してはいけないプライドみたいなものが心の中にあって。そういうのがドンドン解き放たれていくのがストーリーを観ていて凄く“グッ”とくる部分。

海辺で指輪を投げる朝のシーンと、最後の駅前の朝では顔が全然違う。寝不足だったり、グッと疲れている感じはあるけど、心の中に詰まっていたものがなくなっている疲労感みたいな。表情の違いを見ると、こういう風に誰かと出会って人に影響されることで、自分らしさを出すきっかけってもらえるのかなって。今後生きていく人生と自分を照らし合わせることが出来た作品だったので、僕はスゴイ好きです。

昨日より赤く明日より青く-CINEMA FIGHTERS project-,画像

メンディーさんというのがまた特に良かった。普段がキャラクターチックというかマスコットチックなところもあるので、ポジティブな印象しかメンディーさんにはないんですけど、だからこそ見える泣きの演技だったり、我慢して強がっている感じだったりに共感するのかなとか。本当にどこを切り取っても良かったなと思っています。

―― あの時に強がっていたんだということがやっと分かった。そこまでの自然さに対して、堰を切ったように感情が溢れてしまった。あのコントラストというか違いがハッキリしていて、凄く引き込まれました!
メンディーさんはずっと阿部さんとの掛け合いが続きます。演じる上で、阿部さんとはどんな会話をされましたか?印象に残っているエピソードなどありましたら教えてください。

メンディーさん
阿部さんはキャリアのある方なので、どうこう話すというよりは、相手のお芝居を受けて、それに対してちゃんとお芝居で返すことを意識しただけで、「ここはこうで、こういう風にしましょう」みたいなことは特になかったかもしれません、会話として。
昨日より赤く明日より青く-CINEMA FIGHTERS project-,画像

―― 監督とは気持ちの持ち方について何かお話はありましたか?

メンディーさん
大まかな流れはご指示いただいて、でも「自然な感じでOK」と言われていたので、あまり「こうして欲しい」という注文みたいなものは特になくて。

阿部さんと監督は結構話していたかな。どんな会話をしていたのか僕は聞いていなかったけど、やり取りは一番あったような感じです。

―― お互いに想っている人がいて、そこの軸は最後まで大きくはブレないのですが、その中で2人の気持ちが通じ合うところが素敵でしたし、ラストにあんな風に男女の交流というか、交差する形というのも面白いです。メンディーさんはどんな気持ちで演技されたのですか?

メンディーさん
本当にキャラクター自体が真面目なキャラクターで、ちょっと不器用なところもありつつ。自分の中で、メンディーの部分をあまり出さずに、より普通であることを意識して役作りというか、キャラクターを整理していたのですが、そのキャラクターがその場所にいたらこういう動きになるよねっていう感じで、本当に自然に演じていったらああいう風になったという感じですかね。

―― なるほど、自分本来の自然さを持っておくことが大事なのだとお聞きしていて感じました。
そして、小森さんにお聞きしたいのですが、共演されたルナさんとは中国語だけでのやり取りだったのですか?

小森さん
そうですね。普段は日本語も全然喋れる方なんですけど、作品の中では中国語を喋るキャラということで中国語だけですね。

―― 作中、刺々しく、距離感がある状態からルナさんとの間を詰めていくことになりますよね。そういう意味での演技の難しさがあると思うのですが、ルナさんとは何か会話はされましたか?

小森さん
全くなかったですね。監督の意向もあって、「中国語で何を喋っているか知らない状態で来てほしい」みたいな。なので、一体何を喋っているのか、日本語に訳した時にどういう台詞なのか、初めて聞く感じで来てほしいということで、読み合わせの時もあまり聞かないでほしいみたいな感じでした。

だから、本当にカメラが回って喋っている中で、何となく気になる言葉があったらそれを言ってみてみたいな、本当にそういう感じでしたね。設定自体がそもそも何を喋っているかお互い分からないもどかしさが大前提にあったので、撮影が回っていないところで演技のことについて話すのは全くなかったですね。
昨日より赤く明日より青く-CINEMA FIGHTERS project-,画像

―― 逆にそれが監督の狙いだったのですね?

小森さん
そのぎこちなさの方が逆に新鮮というか、自然体になる感じですね。

―― 小森さんは中国語を喋られるのですか?

小森さん
僕は全く喋れないです。

―― 一言二言喋っていて、上手かったですよね?(笑)

小森さん
単純にワンワード聞いただけで喋っていたので、今言えと言われたら思い出せないぐらい、本当にその場のものですね。

―― そうだったのですね、ありがとうございました!!

関口メンディーさん&小森隼さんがお互いの演技を語る!映画『昨日より赤く明日より青く』公開記念インタビュー,画像

配給:LDH PICTURES
公式HP:www.akakuaoku.toeiad.co.jp
©2021 CINEMA FIGHTERS project

2021年11月26日(金)
TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー