出演者バレエダンサー 二山治雄さんよりコメント到着

公開されるシンデレラは2018年12⽉31⽇カールパケットの引退公演での舞台です。この公演では僕も1幕の撮影スタジオでの警察官役、時計役、パパラッチのカメラマン役として出演しました。1986年初演のヌレエフ版のシンデレラですが、ストーリーと舞台セットは当時のまま、森英恵デザインの⾐装は当時のデザインで今回の公演のために新しく作られました。

カールパケットの引退公演という事もあり、普段主役を張るほどの実⼒派でエトワールのリュドミラ・パリエロ、ドロテ・ジルベールが義理姉の役を演じています。主役⼆⼈は⾔うまでもないですが、彼⼥達の2⼈の踊り、そして演技⼒は必⾒です。実際の舞台では客席からだと中々⾒えない表情なども、劇場のスクリーン鑑賞ならではの楽しみ⽅ができると思います。

また主演のカールパケットは⻑年エトワールを務めてきたダンサーでもあり、容姿端麗で、踊りだけでなく演技⼒もあり、今回のシンデレラの王⼦役にはとてもぴったりでした。最後のカーテンコールでは息⼦さん、またクロードベッシー、エリザベット・プラテル他、歴代の先⽣、元エトワールも観に来ており華やかに幕が閉じられ、感動の瞬間に僕も⽴ち会えることができました。

現在はもう引退している主演のカールパケット他、豪華キャストでの貴重な公演なので、映画館でぜひ観ていただけたらと思います。

『パリ・オペラ座バレエ・シネマ「シンデレラ」』予告編映像

あらすじ

ルドルフ・ヌレエフは、セルゲイ・プロコフィエフの音楽にのせ、シャルル・ペローの有名な物語を映画のセットに置き換えることで、アメリカ映画スターとともにシンデレラをハリウッドのスポットライトの下へと導きました。仙女をプロデューサーに、王子様をスター俳優にしたこのヌレエフ版で、シンデレラは悲惨な運命から逃れ夢を実現していきます。

黄金期ハリウッドへのオマージュ的な作品で、キングコングや、ジークフリート・フォリーズへのオマージュも登場します。本作で、パリ・オペラ座バレエ団は元芸術監督ルドルフ・ヌレエフに敬意を表しました。日本でも人気の高いエトワール、カール・パケットの引退公演としても注目を浴びた本作はスクリーンで必見です。

キャスト

シンデレラ/ヴァランティーヌ・コラサント(エトワール)
映画スター/カール・パケット(エトワール)
姉妹/ドロテ・ジルベール(エトワール)、リュドミラ・パリエロ(エトワール)
継母/オーレリアン・ウエット(スジェ)
プロデューサー/アレッシオ・カルボーネ(プルミエール・ダンスール)
そのほか、エトワール、プルミエール・ダンスール、パリ・オペラ座バレエ団員

場所:パリ・オペラ座 バスティーユ
上映時間:2時間30分 構成:3幕
振付:ルドルフ・ヌレエフ 原振付:シャルル・ペロー
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ 指揮者:ヴェロ・パーン
舞台美術:パトリカ・イオネスコ 衣装:森英恵 照明:グィード・レヴィ
オーケストラ:コンセール・パドルー
芸術監督:オーレリ・デュポン
配給・宣伝:カルチャヴィル合同会社
公式HP:https://www.culture-ville.jp/parisoperaballetcinema

2021/12/24(金)劇場公開