俳優同士の疑心暗鬼が増幅していく様を
サスペンス仕立てに描いた人間ドラマ

20世紀に入り海外での映画撮影にこだわってきた今関あきよし監督はコロナ禍により海外で映画を撮ることが困難になったことで、新たに掲げた映画製作に対するテーマは原点回帰とも言える「短編映画」だった。『Memories』、『Dear Moon』の2本の短編映画が2021年秋に東京で公開され連日満席の盛況ぶりを見せる。

そんなコロナ禍の最中に撮られたもう1本の短編が『ザ・オーディション』。前2作とは異なりドラマ仕立ての作品となっている。

今関あきよし監督最新短編作『ザ・オーディション』

本作は、今関監督が講師を務める映画会社アイエス・フィールドの俳優育成部門「クリエイターズ・フィールド」所属の若手俳優を起用。

映画のオーディションにおいて監督がなかなか現れずただ時間が過ぎていく中で集められた俳優同士の疑心暗鬼が増幅していく様をサスペンス仕立てに描いた人間ドラマ。デビュー作の『アイコ十六歳』以降、一貫して「少女」を描くことに拘って来た今関監督のキャリアの中でも異彩を放つ1本になっている。

今回の『ザ・オーディション』東京公開にあたり『クローゼット』(19年)の進藤丈広監督や『こぼれる月』(03年)の坂牧良太監督などの講師陣と「クリエイターズ・フィールド」の若手俳優による短編映画5本も併せて公開される。

なお、『ザ・オーディション』は『Memories』、『Dear Moon』と併せて大阪、名古屋でも公開が予定されている。丸山健志監督の『スパゲティコード・ラブ』(21年)で主要キャストに抜擢され、ABEMAより2022年5月15日配信開始の『恋愛ドラマな恋がしたい 〜Kiss me like a princess〜』に出演、また2022年公開予定のいまおかしんじ監督最新作『神田川のふたり』でヒロインをつとめる上大迫祐希や、NHKの大河ドラマ『いだてん 〜東京オリムピック噺〜』(19年)に出演の佐々木ありさは「クリエイターズ・フィールド」から羽ばたいている。

この度、『ザ・オーディション』ポスタービジュアルと、2022年6月25日(土)より下北沢トリウッドにて公開が決定した。
ザ・オーディション,画像

今関あきよし監督と『ザ・オーディション』主演の上大迫祐希よりコメント到着!

今関あきよし コメント
私の我儘とも言える「濃縮された今関ワールド二本立て」が公開され、驚くほどの反響をいただき再上映もされた「Memories」「Dear Moon」の2作。

今回さらに私の新作短編「ザ・オーディション」や、優れたディレクターたちによる短編映画を加えての公開が始まる。

短編映画作りは今まで気付かなかった〈自分発見の連続〉だった。現場で臨機応変に変化する撮様々な影方法に全力で応えてくれたスタッフキャストに感謝しかない。

短編だからこそ表現し得る「濃縮された世界観」をこの機会に是非ご堪能いただきたい!

上大迫祐希 コメント
女優を志して、右も左も分からないまま東京の現在の事務所に飛び込んだ私は、このクリエイターズ・フィールドを通して沢山のことを学ばせて頂きました。

今回上映される『ザ・オーディション』は、初めてメインの役所で出演させて頂いた映像作品です。全体を通して台詞量の多い役ではなかったので、台詞以外の表現を丁寧にしたいという気持ちで挑み、今関監督からアドバイスを伺いながら取り組みました。

撮影当時は私がまだ10代のころで、今観ると少し気恥ずかしいところもありますが、是非この機会に劇場へ足を運んでご覧頂けると嬉しいです。

2022年6月25日(土)より
下北沢トリウッドにて公開