『彼女たちの話』併映『3653の旅』詳細と両作品の特報解禁!
2022年8月13日(土)より池袋シネマ・ロサにて上映が告知されている『3653の旅』との同時上映作品『彼女たちの話』の出演者情報、ビジュアルなどの詳細と両作品の特報を解禁します。
中学生の少女を描いた中編映画
『彼女たちの話』は女性の社会進出における不遇を目の当たりにするも、男女という対立構造に疑問を持ち始める中学生の少女を描いた中編映画です。少人数で撮影日の間隔を空け、感染症のリスクヘッジを図りながら2年の歳月をかけて撮影されました。その2年という期間は作品を顧みる機会を与え、客観的に作品を判断し新たに脚本を書き加えていくという新しいスタイルの映画となりました。監督は田辺・弁慶映画祭グランプリ受賞作品『愛のくだらない』の野本梢です。
出演は映画初主演となる稲村美桜子、『アルム』『おろかもの』で主演を務めた笠松七海のほか、昨年TEMPURA KIDZを卒業し俳優や振付師として活躍する関口蒼、『LIFE IS STAIRS』『あのこを忘れて』と出演作の映画祭選出が続く中村更紗、ミスiD2021にて戦うヒロイン賞と辻愛沙子賞をW受賞し『ヘブンズ・ラッシュ』『ファーストミッション』等アクション俳優として人気を博す絢寧をメインキャストに、坂口彩夏、花音、足立英、八木拓海、津田恭佑ら注目の若手俳優が多く出演しています。
コメント
出演・笠松七海
みんな自分の中の正しさを守るのに必死で本気で
自分じゃない人たちが少しぼやけてしまう。
なにに共感して救われるのかは人それぞれなのに
自分と違う形はどこかで遠ざけてしまう。
こう思う人もいる、と知るだけでいいと思います。
彼女たちを通して観客の皆さんの中に色々な人の色々な形が
残ったらいいなと願っています。
それから最後に睦ちゃんへ
この2年間は必ずこれからの人生の大きな糧になります
だから、大丈夫。
監督・野本梢
エイジアの稲村久美子プロデューサーとは『次は何に生まれましょうか』(主演:根矢涼香)をはじめ女性主人公の生きづらさを描いた作品を多く制作して参りました。今回「女性による女性のための映画を」ということで始まった企画でしたが、初回の撮影を終えて「女性のための」と性別で区切るのはどうなのかとお互いに感じ方向性を変えていくこととなりました。もちろん女性であるがゆえの不遇はあると思います。だからと言って男性を非難するだけ、不遇を嘆くだけ、正義を振りかざすだけでは前に進めない。よりつぶさに考え行動する。一企業のトップとして子育てもしながら歩みを止めずに来た稲村さんと話しながら制作できたこの作品は私の人生の道標にもなるでしょう。
『3653の旅』『3653の旅』特報映像
あらすじ
中学生になったミクは男子生徒と衝突し悔しい思いをしたことから、「強くなりたい」と、近所のお姉さんからアクションを学び始める。同じ頃、就職活動で「彼氏はいるのか」と訊かれ、O Bには「女って時点で就職は不利」と言われた姉・チカがS N Sで共闘をうたう女性たちに救われ、自らも動画サイトで発信を始める。そうしてミクはチカと女性の権利のため力を合わせて活動していくのだが、近所のお姉さんやミクの塾の先生の不遇が何も変わらないこと、自由気ままに生きているもう一人の姉ウナが起業に励んでいること、その後男子生徒がミクの体調を気遣った際にそれを受け入れなかった自分のことなどに、モヤモヤを募らせていく。
キャスト
稲村美桜子 笠松七海 関口蒼 中村更紗 絢寧 岡野航
坂口彩夏 花音 八木拓海 津田恭佑 松木大輔 足立英 土屋直子 村田啓治 渋谷悠 ゆかわたかし 加藤紗希 田村魁成 小沢まゆ 花瑛ちほ 遠藤優子
監督・脚本
野本梢
プロデューサー 稲村久美子
撮影 知多良・小川和也
録音 横田彰文
編集 知多良・野本梢
ポスター・ロゴデザイン 本木友梨
協賛 鴻巣アドバンス株式会社 石川煎餅店
製作 有限会社エイジア エイジアムービー
2022年|日本|56分|カラー|DCP
公式HP:https://asia-ina.com/movie/film/
©︎エイジアムービー