椎名零監督デビュー作
切なくも爽やかなブロマンス的青春映画

椎名零監督作品「グラデーション」が池袋シネマ・ロサ「新人監督特集vol.7」にて上映される。椎名監督の劇場公開デビュー作である本作は、福岡インディペンデント映画祭2020にて入選、第32回早稲田映画まつりにて観客賞を受賞し、幅広い年代から支持を受けている作品です。

あいまいな気持ち、名前のない関係。
夏から秋に移ろう季節、
暮れゆく空のグラデーションのように、
不確かで切ない日々。
新世代の監督が
変わりゆく東京の街と等身大の若者たちを映し撮った、
切なくも爽やかなブロマンス的青春映画

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舞台は碑文谷と武蔵小山

監督・椎名零の劇場公開デビュー作である本作は、古き良き住宅街・碑文谷と再開発の真っ只中にある武蔵小山の街が舞台となっている。目黒門前囃子保存会晩杯屋武蔵小山店の関係者をはじめとする多くの地域住民の協力のもとに制作され、地元感あふれる作品になっているのが特色である。

監督は、出身地である住宅街の中で背を伸ばすタワーマンションを日々眺めているうちにその異質さに惹かれ、そこから着想を得て脚本を執筆。監督の目に映る風景をそのまま舞台に≪再開発の波と古き伝統が共存する街の段階的変化(グラデーション)≫や≪大人と子供、男と女、恋と友情の境界が曖昧(グラデーション)な若者≫といったテーマを盛り込み、じんわりと響くみずみずしいブロマンス*映画に仕上がった。
*男性間の親密な関係性を指す、 brother(兄弟)と romance(ロマンス)からなる造語。

推薦コメント

伊藤比呂美(詩人)
なぜこんなに声が聞こえにくいのかと思ったが、それは会話というものが自分に向けられないかぎり聞き取りにくいものだからだ。なぜこんなに話がはっきりしないのかと思ったが、それが生きるということだからだ。なぜ人々が棒のような身体でぎくしゃく動くのかと思ったが、それが若いということだからだ。椎名零がそれを掴んで、切り取る。無謀に、すがすがしく。

『グラデーション』予告編映像

あらすじ

立ち飲み屋でアルバイトをしている大学生・ジュン(斉藤拓海)は、趣味であるカメラを片手に街をぶらついたり、悪友のヒロキ(谷口昌英)とだべったりと、だらだらとした夏を過ごしていた。そんな中、ひょんなことからバイト先の常連客であるキャバクラのボーイ”ヤスさん”(岡﨑至秀)と知り合い、ヤスがかつては写真家を志していたことを知る。ジュンは写真について語り合える唯一の存在であるヤスに憧れを抱き、次第にジュンの生活はヤスを中心に回り始めるが、ある日を境にヤスは立ち飲み屋に現れなくなり……

キャスト

斉藤拓海 
岡﨑至秀 
谷口昌英

監督・脚本・編集・音楽

椎名零
監督プロフィール
1997年生まれ。東京出身。早稲田大学在学中、同大学の映画サークル「映像製作集団浪人街」に在籍し4本の映画を監督。本作で劇場公開デビュー。趣味はロシア語、好きなものは喫茶店、アイドル、旅行。曾祖父は映画監督の青山三郎、祖父は劇作家の椎名輝雄。「椎名零」は祖父に肖って監督自ら考えたペンネームである。

撮影:安井彬 
助監督:山本藍衣 
制作:映像製作集団浪人街
主題歌「蜃気楼」曲・歌:斉藤拓海 詞:椎名零 
宣伝美術:飯島みく

(2020年/日本/64分)

チケット情報
前売り券:1,000円(税込) *池袋シネマ・ロサ窓口にて販売
当日一般:1,500円(税込)

池袋シネマ・ロサにて
2021/6/19(Sat.) – 2021/6/25(Fri.) 1週間限定レイトショー

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