竹中直人監督「最高のサントラができた」

5月20日に惜しまれながら閉館となったアップリンク渋谷の最後の新作公開作である『裏ゾッキ』。先に公開されている『ゾッキ』との交互上映で映画の表と裏を存分に楽しめるというユニークな企画のもと、ゾッキチームが全ての映画ファンに向けて、トークを繰り広げています。

清志郎さん秘話、“竹中、持ってきたぜ!”自宅録音した16曲入りテープ

映画『ゾッキ』『裏ゾッキ』の交互上映トークイベント「秘密の集会 今こそ愛だ」が5月25日、東京のミニシアター・アップリンク吉祥寺で行われ、監督の竹中直人とサントラ製作担当のMELRAW(安藤康平)が登壇した。

竹中監督が渋滞に巻き込まれたことから、前半は移動中の竹中監督と会場を電話で繋いでのトーク。竹中監督は「こんな経験初めて!」と恐縮しきりも、口笛でエンディングの曲を奏でるなどアクシデントを持ち前のサービス精神でエンターテインメントに変えていた。

映画サントラ初参加のMELRAWは「Charaさんがプロデューサーとして関わり、僕はそのアシスタント的ポジション。サウンドメイクなど色々な面で関わることができて、貴重な経験になりました。しかも僕は映画のロケ地でもある愛知県の出身!その点でもエモい」と巡りあわせを喜んでいた。

竹中監督は「僕はサントラマニアで、自分の監督作の音楽を作るときはすべて直感。監督デビュー作『無能の人』はゴンチチ、『119』は忌野清志郎さん。『東京日和』は大貫妙子さん。『ゾッキ』の世界にはCharaが似合うと思った」と回想。ちなみに『119』の際には「清志郎さんが撮影初日に“竹中、持ってきたぜ!”と自宅録音した16曲入りのテープを持って来てくれた」と秘話を紹介した。

今回の音楽面で竹中監督は「例えばマネキンが出てくる場面は『エクソシト』みたいにとか、カーテンが揺れるシーンは『ブルーベルベット』みたいにとか。自分のイメージを伝えて、あとはCharaにすべてを任せました」とイマジネーションを重視。MELRAWは「そのようなアイデアをいただき、Charaさんと相談してアーティストの方々に楽曲のイメージを伝えました。何度かやり取りをしていく中で、劇中にピッタリと合う形にしていきました」と振り返った。

竹中直人監督「最高のサントラができた」

MELRAW曰くCharaは「ものすごくこだわる、音楽の妖精みたいな人」といい「言葉を大切にするし、こちらがドキッとするくらいに音を聴く耳がいい。作業はほぼCharaさんとしていましたが、あの時間と経験は個人的にとても勉強になりました」と実りの多い仕事になった様子。

Chara feat.HIMI、ドミコ、ドレスコーズ、Salyuなどが参加した『ゾッキ』サントラについて竹中監督は「聴けば聴くほどにいい。大好きなミュージシャンが集まって最高のサントラができた。原作者・大橋裕之さんによるジャケットデザインも素晴らしい!ぜひ皆さんにも買ってほしい」とお気に入りで、MELRAWも「映画のサントラというか、1本の独立したオムニバスアルバムのようになっている。劇中でちょっとしか流れない曲も、アルバムではしっかりとした楽曲になっている。一組一組のアーティストが熱心に楽曲を書き下ろしているので、映画を観て聴き比べるのも面白い」と映画視聴とサントラのセット『ゾッキ』をおススメしていた。

今後のイベント情報

■期間:5月14日(金)〜27日(木) ⠀
■時間:「ゾッキ」または「裏ゾッキ」最終回上映後⠀
■会場: 21日(金)〜アップリンク吉祥寺⠀

■チケット販売:⠀
・オンライン予約(アップリンク会員・一般):上映前日の20:00より販売⠀
・劇場窓口:上映当日の9:30より販売⠀
・詳細は劇場HPをご覧ください。 ⠀
https://joji.uplink.co.jp/

■登壇者(予定)⠀
5/26(水)  竹中直人、鈴木福 、川上奈々美
5/27(木)  竹中直人、大橋裕之⠀

映画『ゾッキ』予告動画

映画『裏ゾッキ』予告動画


©2020「裏ゾッキ」製作委員会
©️ 2020「ゾッキ」製作委員会

『ゾッキ』全国絶賛公開中
『裏ゾッキ』5月14日(金)よりアップリンク渋谷・伏見ミリオン座・刈谷日劇ほか 全国順次公開