日本演劇史の金字塔、原作:田中千禾夫
『マリアの首-幻に長崎を想う曲-』ついに映画化!
映画『祈り 一幻に長崎を想う刻一』

戦争の爪痕が色濃く残る昭和 32年の被爆後の長崎を舞台に、焼け落ちた浦上天主堂に残るマリア像を人知れず運び出そうとする鹿と、忍の二人の女性を描いた人間ドラマ。
本作は、明治の長崎市に生まれ、文学座創設への参加や岸田国士戯曲賞の審査員を務めるなど 1990 年に亡くなるまで、劇作家・演出家として日本の演劇界に多大な影響と発展に寄与した田中千禾夫(ちかお)が、戦争と原爆の悲惨さを後世に伝えていきたいと 1959 年に発表し、第 6 回岸田演劇賞、第 10 回芸術選奨文部大臣賞を受賞した戯曲『マリアの首-幻に長崎を想う曲-』を原作として初の映画化!
被爆のケロイドを持つカトリック信徒・鹿役に映画『長崎ぶらぶら節』(00)で、第 24 回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞し、最近作では主演映画『おみおくり』(18)、『犬鳴村』(20)。一方、舞台、ドラマ、CMで活躍中の高島礼子。詩集を売りながら、原爆の跡地で自分を犯した憎き男を探している忍役に映画『TANKA 短歌』(06)で初主演を果たし、最近作では『Daughters』(20)また宮本亞門演出舞台「画狂人 北斎」と映画・舞台・ドラマなど幅広い活躍をみせる黒谷友香。さらに、田辺誠一、金児憲史、村田雄浩、寺田農、柄本明、温水洋一ら個性派・実力派俳優陣が出演!監督は『天心』『サクラ花-桜花最期の特攻-』『ある町の高い煙突』などを手掛けた松村克弥。撮影は髙間賢治、編集には川島章正が手掛けるなど一流のスタッフが結集。そして主題歌には、さだまさしの「祈り」(新自分風土記Ⅰ〜望郷編〜)を起用!奇しくも浦上天主堂で市民コーラスの方々に協力してもらい収録した楽曲となっております。さらに「被爆マリア像の首」の声を美輪明宏が務め、唯一無二の存在感で作品に神秘的な世界をもたらしております。

あらすじ・ストーリー

1945年8月9日11時2分、広島に次ぐ二発目の原子力爆弾が長崎市に投下され、人口24万人のうち約7万4千人が一瞬にして命を奪われた。東洋一の大聖堂とうたわれた浦上天主堂も被爆し、外壁の一部を残して崩壊。それから12年の時が過ぎて─
1957 年、冬の長崎。戦争の爪痕が生々しく残る浦上天主堂跡には、いまでは誰も近寄るものもない瓦礫のなかにひっそりと埋もれるように、聖母マリア像=通称「被爆マリア像」の首と腕が転がっている。
浦上天主堂の保存を巡って議会が紛糾しているなか、被爆のケロイドを持つカトリック信徒の看護婦であり娼婦というふたつの顔を持つ鹿。そして、闇市で詩集を売りながら、自分を犯した男への復讐を誓う忍。二人は戦争の記憶と傷跡を残すため、被爆した浦上天主堂から被爆マリア像の残骸をひそかに盗み集めている。
そして雪の降るクリスマスの日。マリアの首を仲間とともに盗もうとするがそこには思いかけない結末が待っていた。

『祈り 一幻に長崎を想う刻一』予告動画

公式HP

https://inori-movie.com/

キャスト

高島礼子
黒谷友香
田辺誠一
金児憲史
村田雄浩
柄本明
美輪明宏 (被爆マリア像の声)

映画『祈り 一幻に長崎を想う刻一』作品情報

監督:松村克弥
脚本:渡辺善則、松村克弥、亀和夫
統括プロデューサー:家喜正男
撮影監督:髙間賢治 J.S.C.
美術:安藤 篤
音楽:谷川賢作
プロデューサー:亀和夫、城之内景子
原作:田中千禾夫 「マリアの首」 (戯曲)
主題歌:「祈り」 (新自分風土記Ⅰ〜望郷編〜)
歌:さだまさし
制作協力:NHK エンタープライズ
製作:K ムーブ/サクラプロジェクト
協力:映画「祈り」を応援する会
後援:長崎市/(一社)長崎県観光連盟
2020 年/日本/110 分
配給:ラビットハウス/K ムーブ
© 2021 K ムーブ/サクラプロジェクト

2021年8月20日(金) シネ・リーブル池袋 他全国ロードショー
8月13日(金)ユナイテッドシネマ長崎先行公開

祈り 一幻に長崎を想う刻一,画像