7月24日(土)上映企画
「まずはフィルムからはじまった!」

2月に公開されたオムニバス映画『短篇集 さりゆくもの』から、スピンオフ上映企画がスタート!亡くなった人や失われゆく映画文化を再発見する機会を作り、トークイベントなども行っていく。第一回目はいよいよ7月24日(土)アテネ・フランセ文化センターにて伝説の映画4本がフィルム上映で蘇る!

アテネ・フランセ文化センターにて 8mm,16mm,35mm フィルム上映

まず8mmで上映されるのは、映像作家・小口容子監督作品2本。

87年製作『エンドレス・ラブ』はPFFアワード1988入選作品だが、平野勝之、園子温らも参加し、当時PFFのディレクターを怒らせたという伝説のインディペンデント映画。94年製作の『2010年、夏』と共に、当時の自主映画の アナーキーな勢いを感じる2本となっている。

上映企画「まずはフィルムからはじまった!」

16mmで上映されるのは、サトウトシキ監督が本藤新という変名で撮った94年製作のピンク映画『覗きがいっぱい 愛人の生下着』(原題:「明日のジョー」は生きてるさ)。当時サトウ監督と共に、ピンク四天王と呼ばれていた瀬々敬久が、南極1号という名前で脚本を担当した隠れた名作。本作は、35mmで撮影されているが今回は縮小版の16mm上映となる。

上映企画「まずはフィルムからはじまった!」

35mmで上映される『色道四十八手 たからぶね』は、ピンク映画50周年を記念して企画されるも、製作準備中に企画・原案の渡辺護監督が病に倒れ、代わりに脚本を担当した井川耕一郎監督が2014年に完成させた作品。『短編集 さりゆくもの』の1本でほたる監督の『いつか忘れさられる』は、『色道四十八手 たからぶね』で使用され残った35mmフィルムを使って撮られた作品であり、この企画の原点的な作品!各監督らのコメント、追加画像も到着!

上映企画「まずはフィルムからはじまった!」

『短篇集 さりゆくもの』スピンオフ上映企画Vol.1 まずはフィルムからはじまった!

Aプログラム 13:30開場/14:00開映
「エンドレス・ラブ」 (1988年/46分/8mm)監督:小口容子/出演:小口容子、平野勝之、袴田浩之
「2010年、夏」 (1994年/35分/8mm )監督:小口容子/出演:小口容子、いむたこうし、井口昇

Bプログラム 15:45開場/16:00開映
「覗きがいっぱい 愛人の生下着」

上映企画「まずはフィルムからはじまった!」

原題:『「明日のジョー」は生きてるさ』/1994年/55分/16mm縮小版/R18指定)
監督:本藤新(サトウトシキ) 脚本:南極1号(瀬々敬久)企画:朝倉大介 製作:国映 配給:新東宝
出演:小島康志、林田ちなみ、葉月螢(ほたる)、吉行由実

*トークイベント:17:30〜18:00 (出演:ほたる、小口容子監督、サトウトシキ監督、井川耕一郎監督)

Cプログラム 18:15開場/18:30開映
「色道四十八手 たからぶね」(2014年/71分/35mm/R18指定)

上映企画「まずはフィルムからはじまった!」
監督・脚本:井川耕一郎 企画・原案:渡辺護 製作:PGぴんくりん く出演:愛田奈々 岡田智宏 佐々木麻由子 ほたる
7月24日(土)13時開場 14時〜20時  *各回入れ替え制 場所:アテネ・フランセ文化センター

料金:各プログラム券 前売予約1000円/当日1200円通し券 予約2500円(30枚限定)/当日2800円
*チケット予約フォーム  https://forms.gle/dQ9gzagWhszKgejN8
問い合わせ:さりゆくものPROJECT(MAP内) info@mapinc.jp

「まずはフィルムからはじまった!」コメント

『エンドレス・ラブ』は、私の実力以上のものが“写ってしまった”作品。「こんなものに実力も何もあるか」と言われそうですが、今となってはとてもできないことばかりが写ってしまっています。『2010年、夏』は、『鴛鴦歌合戦』に感動し、「これに勝つには、もう役者に即興で歌わせるしかない!」と歌わせた作品。「勝てると思ってたのか?」と言われそうですが、当時「一本調子の即興の歌が、夢に出てきそうでコワイ」と評判でした。

ーー小口容子(『エンドレス・ラブ』『2020年、夏』監督)

瀬々と、新宿の今はない喫茶店で打ち合わせた。
「玉置浩二が凄いんだよ」少し前に見た2hドラマの玉置浩二演じる主人公のことを話してくれた。「それってのぞきものになるの?」って言ったら「トシキ、のぞきものがやりたいのかよ?」って聞くんで「うん、そうだよ」ってーー。
「やっぱ飛び込むのかなあ? 飛び込むんだよなあ?」って聞いたら「まあ、そういうのもないとなあ」って言ったっけ。

ーーサトウトシキ( 『覗きがいっぱい 愛人の生下着』監督)

渡辺護さんの代表作『(秘)湯の町 夜のひとで』(脚本:大和屋竺)の中にエロ事師夫婦が春画ふうの写真を撮るシーンがあります。『色道四十八手 たからぶね』のほたるさん出演シーンはこれをふまえたものです。しかし、「ばか夫婦 春画をまねて 筋ちがい」という川柳があるくらい、春画の正確な再現は難しい。「こんなの、無理!」と言いながら、野村貴浩さんと挑戦してくれたことに感謝しています(現場では笑ってしまいましたが)。

ーー井川耕一郎(『道四十八手 たからぶね』監督)

「色道四十八手 たからぶね」の残りフィルムから「いつか忘れさられる」は作ったので、親とも呼べる作品です。「明日のジョーは生きてるさ」はまだデビューして間もない自分が下手くそだけど必死になっていて、自分にとっては今に至る中で大事な作品です。 私の大事な2本をどうか観ていただきたいと思ってます。

ーーほたる(女優/「短篇集 さりゆくもの」企画・プロデュース)

上映企画「まずはフィルムからはじまった!」

2021年7月24日(土)アテネ・フランセ文化センターにて上映!