最新音響システム「odessa」が魅せる!
疑似聴覚を体験する音楽映画

本年度アカデミー賞主要6部門ノミネート、そして音響賞・編集賞を受賞した『サウンド・オブ・メタル -聞こえるということ-』が、10月1日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷ほか、音響にこだわりのシステムを持つ劇場で先行公開、その後通常の劇場で全国順次公開になります。

今回は、9/16(木)に新感覚音響体験システム「odessa」を日本初導入したヒューマントラストシネマ渋谷で行われた本作の特別先行上映に伺ってきました!

映画の素晴らしさについてはもちろん、「odessa」やバリアフリー字幕版上映の体験についても紹介させていただきます!

体験レポート

人生の挫折・再生を描きながら、主人公ルーベンの人生を疑似体験できる本作は、彼にフォーカスしてストーリーが進み、難聴になる前からその後まで「ルーベンが聞こえている音」が再現されているため、まさに主人公に感情移入しながら人生を体験、また難聴の方が感じている音を体験ができる内容となっている。

映画が始まってまず驚いたのが、「odessa」の繰り出す音圧とサラウンドスピーカーシステムによる臨場感。

「odessa」とは・・・

optimal design sound system(+α)の略。

「劇場ごとに最適化されたサウンドシステム」に「劇場独自の映画体験が付加される」という意味。

セルゲイ・エイゼンシュテイン監督『戦艦ポチョムキン』にあるオデッサの階段シーンが、モンタージュ理論を確立した映画史におけるターニングポイントとされていることから、この音響システムが、東京テアトルの新たな歴史を作るものとしたいと考え、名付けました。

従来のスピーカーでは再現できなかった高域と低域を同じスピーカーから出力することにより、近距離でも正確な音が届けられるミニシアターに最適な設定で映画をより一層お愉しみ頂けるようになりました!

(参照:https://ttcg.jp/human_shibuya/topics/2020/10151706_10815.html

つまり、「odessa」によって高域・低域を1つのスピーカーから出力することにより、従来スピーカーでは再現できなかった正確な音域を全席に解放することができるとのこと。

それにより、あたかも自分がシーンの中にいて、スクリーンが映す場所に立って音を聞いているかのような感覚を体験できる。

単純にサラウンドで聞こえる、というだけであれば、そこまで驚かなかったが、衝撃だったのは、街中のシーン。街中の喧騒をも再現できており、あらゆる音が錯綜している中で、すれ違う人の足音や遠くで走る自動車の音など、音の発信源が掴めるような体験には驚きを隠せなかった。

ストーリーは、主人公のルーベンにフォーカスして、心の葛藤を描きながら進んでいく。

ミュージシャンが「音」を失うという最悪の出来事から物語は展開していくのだが、生活の途中で難聴になるという状況は、私たちにも起こりうるため、決して”他人事”という感覚でなく映画に入り込むことができる。

私たち観客が疑似聴覚体験をすることで、その時々のルーベンの心理状態も理解しやすい。まさに人生を体験していくような感覚になるので、どんどん感情移入していく。

また、鑑賞者側がその心理状態でシーンを追っていくので、物語の後半からラストにかけてどんどん惹き込まれる。

特に最後のシーンは圧巻だった。是非、劇場でしかできない”体験”をしてもらいたい。

その他、ミュージシャンが自分の専門分野から少し離れたジャンルの音楽を嗜むという”音楽あるある”なシーンが入っていたり、音楽好きにはたまらないシーンが散りばめられている。

なお、本作はバリアフリー字幕上映で公開される。

監督と製作者が、本作の持つメッセージ性を考慮し、誰でも隔たりなく映画館で本作を楽しめるようにしたいという意図により、世界各地の映画祭や全世界の劇場公開については【バリアフリー】字幕版での公開と決めたとのこと。

(参照:https://www.culture-ville.jp/soundofmetal

バリアフリー上映では「スクリーン内にシーンの詳細説明」が表示される(※詳細説明については以下、例を記載)が、”字幕説明以上のもの”が伝わった。

※バリアフリー上映 シーンの詳細説明についての例
音が発生するシーンでは、「叫び声」や「○○を叩く音」など、都度、シーンで流れる音の種類について説明が入る。
また、音楽が流れるシーンでは、「メタルミュージックが流れています」「ソウルミュージックが流れています」といった音楽ジャンルの説明まで、スクリーン上に表示されるので、鑑賞者がよりシーンの雰囲気を想像しやすくなっている。

最新技術で可能になった、新感覚映画体験!映画の中の主人公の人生を生きることを体験してみよう!!

『サウンド・オブ・メタル -聞こえるということ-』10月1日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷ほか、音こだわりのシステムを持つ劇場から全国順次公開となります!

あらすじ・ストーリー

突如難聴になったドラマーのルーベンは、一緒にバンドを組む恋人ルーに難聴者のコミュニティに連れていかれる。難聴であることをハンディとして捉えていないコミュニティの人々と過ごしながらも、その現実を受け入れることの難しさに直面するルーベンは、自分の人生を前に進めるために、ある決断をする…。

サウンド・オブ・メタル 〜聞こえるということ〜,画像

『サウンド・オブ・メタル〜聞こえるということ〜』劇場予告編映像

キャスト

リズ・アーメッド
オリヴィア・クック
ポール・レイシー
マチュー・アマルリック
ローレン・リドロフ

監督・脚本

ダリウス・マーダー

原案:デレク・シアンフランス
音楽:ニコラス・ベッカー、エイブラハム・マーダー
撮影:ダニエル・ブーケ
編集:ミッケル・E・G・ニルソン

原題:Sound Of Metal
製作国:アメリカ 製作年:2019年 上映時間:120分
配給・宣伝:カルチャヴィル × Filmarks×GEM Partners
公式HP:www.culture-ville.jp/soundofmetal
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10月1日(金)より 究極の音響体感公開

サウンド・オブ・メタル 〜聞こえるということ〜,画像