松坂慶子が約6年ぶりに主演を飾った日本・ベトナム合作映画「ベトナムの風に吹かれて」の完成披露試写会が10月7日、東京・有楽町朝日ホールで行われ、松坂をはじめ草村礼子奥田瑛二斎藤洋介大森一樹監督が出席した。

 ベトナムの民族衣装アオザイ姿で登場した松坂に対し、草村は「本当にきれいね。スタイルが引き立つ!」と大絶賛。恐縮する松坂の隣で、奥田が笑みを浮かべていると司会から「奥田さんクラクラしちゃっていますね」とツッコミ。奥田は「何言ってんだよ!」とたじろきながらも、「なんで俺、松坂さんの親友役なんだよ。恋人役じゃないんだよ」とぼやき節で会場を笑わせた。

 映画は、ベトナムで日本語教師として働く小松みゆき氏が、認知症の母との生活をつづった「越後のBaちゃんベトナムへ行く」を原案に描く人間ドラマ。認知症の母シズエを演じた草村は、「実際に介護をしている人に『あるある!』って思ってもらうにはどうすればいいかって考えた時、松坂さんに寄りかかることだと気づきました」と明かし、「私は撮影では終始、松坂さんの大らかさと優しさに頼りきっていました」と語った。さらに「松坂さんと一緒にいられるだけで幸せでした。ポスターで、松坂さんの隣に私の名前が並んでいるのが嬉しい!」と笑顔で話すと、他の共演者も「僕は、共演が松坂さんと聞いて、飛んでいきました」(奥田)、「以前共演したのは10年くらい前でしたが、何年経っても、変わらずきれいな方」(斎藤)と松坂を褒めちぎった。

 共演者たちからのラブコールの嵐に、松坂は顔を赤らめながら「私は、優しい共演者の皆さんと、温かいベトナムの人たちに支えられて頑張りました」と感謝を口にした。さらにベトナムでの撮影を振り返り「ベトナムはとてもパワフルな国で、私も若々しい気持ちにさせてくれました。20代のつもりで頑張りました(笑)」と魅力をアピールした。

 またこの日は、本作の主題歌「たまには仲間で」を担当したフォークグループ「フォー・セインツ」の上原徹も登場。同曲でデュエットに挑戦した松坂が、「フォー・セインツの一員になったみたいで嬉しかったです」とほほ笑むと、上原は「憧れの松坂さんとデュエットできて嬉しかった」と喜びを明かした。さらに同曲の歌詞が松坂扮する主人公みさおと、奥田が演じたみさおの親友の小泉のことを書いたものだと明かされると、奥田は「やったぜ!」とガッツポーズしていた。

 「ベトナムの風に吹かれて」は、10月17日から東京・有楽町スバル座ほか全国で公開。