製作費約120億円を投じ、日本の特撮「スーパー戦隊」シリーズの英語版ドラマを映画化した「パワーレンジャー」(公開中)の公開を翌日に控えた7月14日、東京・新宿バルト9で前夜祭が行われ、ドラマ版「パワーレンジャー」に長年携わってきた坂本浩一監督、スーパー戦隊の主題歌を多数手がける歌手の遠藤正明、大の特撮好きとして知られるフリーアナウンサーの宮島咲良が参加したほか、レッドレンジャーが駆けつけて会場を盛り上げた。

 会場には「パワーレンジャー」やスーパー戦隊のグッズを身に着けたファンが数多く見られ、遠藤が客席の間を縫って登場すると騒然。レッドレンジャーと共に決めポーズを連続で繰り出し、遠藤が本作の主題歌『GO GO POWER RANGERS THEME』を熱く歌い上げると、宮島は「内臓が飛び出るかと思った」と興奮気味に語り、坂本監督も「まさか日本で聞けるとは。いやー感動です」と満面の笑顔を浮かべた。こん身のパフォーマンスで会場のボルテージを一気に上げた遠藤は「こういうシチュエーションで歌うことはあまりないので楽しかった」と振り返り、作品について「めっちゃテンションが上がりました! 思っていたよりもすごくよくて(笑)、夢中になりましたね」と目を輝かせた。

 「パワーレンジャー」とゆかりの深い坂本監督は「(ドラマ版に)15年以上関わっていましたが、まさかこんなに大きな作品になるとは」と感慨深げ。「アメリカの他のヒーローと比べても引けを取らない。おもちゃ屋さんに行けば、『スター・ウォーズ』のキャラクターの隣に『パワーレンジャー』のおもちゃがあるんです」と本国での人気の高さを語りつつ、「アメリカは“名乗り”の文化がない国。日本だと『●●レンジャー!』って名乗るんですが、『なんでこの間に攻撃しないの』ってなる」と製作に携わっていた際の苦労を明かした。

 自身もスーパー戦隊や仮面ライダーなど特撮映画を多数手がける坂本監督は「スーツのディテールがすごい。質感もそうですし、なかなか再現できない」「青春物語であり、ヒーロー番組には切り込めない目線でとても新鮮でした」と作品の魅力を語ったが、「本作は120億円ですからね……僕にそれだけくれればいいのに(笑)」と本音を漏らして会場の笑いを誘っていた。

 「パワーレンジャー」は、7月15日から全国公開。