「新世紀エヴァンゲリオン」のガイナックスと「攻殻機動隊」のProduction I.Gの共同制作により、2000年から01年にかけて全6巻がリリースされたOVA「フリクリ」の続編が、劇場アニメ「フリクリ2」「フリクリ3」として2018年に公開されることがわかった。7月1日(現地時間)から米ロサンゼルスで開催中のアニメコンベンション「Anime Expo 2017」で発表された。あわせて、愛車のスクーター(ベスパ)にまたがる傍若無人なメインキャラクター、ハルハラ・ハル子を描いた「フリクリ2」のティザービジュアルと場面カット、第1弾PVが公開されている。

 「フリクリ」は、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズを手がける鶴巻和哉が初めて監督に挑戦し、03年のカナダ・ファンタジア映画祭でアニメーション部門銅賞に選ばれるなど、国内外で高い評価を獲得した作品。当たり前の日常に嫌気がさしながらも普通であることを望む少年、ナンダバ・ナオ太は、宇宙人を自称するハル子にスクーターで轢(ひ)かれたことをきっかけに、海賊王アトムスクを巡る大事件に巻き込まれてしまう。完全新作となる新シリーズでは、アイロンの吐き出す煙立ち込める街で、ヘッドフォンの少女・ヒドミが轢かれた夜、クラスメイトの少年・井出の額から巨大ロボットが出現し、彼らの普通の日常が終わりを告げる。

 新シリーズでは、鶴巻をスーパーバイザーに迎え、キャラクター原案を、前作でキャラクターデザインを務めた「新世紀エヴァンゲリオン」の貞本義行が担当。新たに、総監督として「PSYCHO-PASS サイコパス」の本広克行、脚本として「ラスト・ディナー」の岩井秀人が参加する。アニメーション制作は、前作にも携わったProduction I.Gが行う。

 さらに、前作の主題歌や挿入歌で世界的な評価を受けたロックバンド「the pillows」が、今シリーズでも引き続き主題歌を担当することも明らかになった。the pillowsが歌う主題歌は、第1弾PV内で初公開されている。

 再登板に際し、the pillowsのボーカル、ギターを担当する山中さわおは「とりあえず大きな声で『イェーイ!!』って。ほかのバンドがやっていたらジェラシーで新シーズンは見ませんよ。今回は『フリクリ』のことを考えて曲を作りました。この話がなければ、僕らの中からは絶対に生まれなかった曲で、とても気に入っていますし、これからの僕らの代表曲となるものが生み出されたことを幸せに感じています」と喜びを明かしている。