マーティン・スコセッシが製作総指揮を務め、「セッション」で知られるマイルズ・テラーが約13キロの減量を行って実在のプロボクサーに扮した「ビニー 信じる男」(公開中)の冒頭映像が、公開された。

 交通事故で首を骨折し、ひん死の重傷を負った世界チャンピオンのビニー(テラー)が、トレーナーのケビンアーロン・エッカート)に支えられ、命がけで王座奪還を目指すさまを描く。「マネー・ゲーム」を手がけたベン・ヤンガーが監督と脚本を兼任し、「ダークナイト」「ハドソン川の奇跡」で知られるエッカートが、約18キロもの増量に挑んだ。

 冒頭では、ボクシング映画にはつきものの計量シーンが描かれる。ビニーは、「会場を間違えた」とウソをついて時間ギリギリまでトレーニングに励み、体を絞れるだけ絞って会場に到着。スタッフや報道陣、対戦相手に向かって「サプライズだ」とガウンをさっそうと脱ぎ、鍛え上げられた肉体とヒョウ柄のブーメランパンツを見せ付ける。ビニーの“大物ぶり”が強調されたシーンとなる。

 記者会見の席での“口撃”も描かれ、ビニーは「俺は明日、死ぬ気で戦う。ヤツにその覚悟はない」と対戦相手に毒づき、にらみ合いながら「ボコボコだ。怖いか? ミントキャンディを忘れるな。顔にゲロ吐くぞ」と挑発。約8カ月のトレーニングを経て心身ともにビニーになりきったテラーが、これまでのイメージとは異なる荒々しい姿を披露している。計量シーンを撮影する際には、ビニー・パジェンサ本人から「マイルズ、大きく見せる必要があるならパンツにバナナを入れろ。俺の評判を落とすなよ」とジョーク交じりにアドバイスが送られたという。