大ヒットSFシリーズ最新作「猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)」の新たな予告編が、このほどお披露目された。主人公の猿・シーザーを見舞う思わぬ悲劇、そして人間に予期せぬ退化の兆候が現れるさまをとらえている。

 「猿の惑星:新世紀(ライジング)」(2014)のその後を描く本作では、知性を獲得した猿たちと人間との生き残りをかけた戦いが激しさを増すなかで、猿たちのリーダーで慈悲深いシーザーに葛藤が生まれる。全米では「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」「猿の惑星:新世紀(ライジング)」に続いて、3作連続初登場1位を獲得。米映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では、93%(7月30日時点)の高評価をたたき出し、「これだけのスケールのメジャー映画で本作以上に優れた作品はない」(Deadline)、「すべての猿たちがあまりにリアルなので、観客は彼らが猿であることをすぐに忘れてしまうだろう」(USA TODAY)と絶賛評が相次いでいる。

 公開された予告編では、森の奥深くに秘密の砦を築いたシーザーが、冷酷非情なJ・ウェズリー・マッカロー大佐(ウッディ・ハレルソン)の奇襲によって妻子を殺され、失意のどん底に突き落とされてしまう光景を活写。住む場所、愛する家族や仲間を奪われたシーザーが復讐の念に囚われ、敵対する人類との戦いに臨むさまを描く。また、動物園出身の猿バッド・エイプが「人間は病気になった」「賢くなった猿は殺された。だから僕は逃げてきた」とシーザーたちに告げる場面も収めている。

 シリーズを通して製作を務めたピーター・チャーニンは、圧倒的なスケールで描かれる猿と人類の戦いを“聖なる戦い”と言い表し「ウディ(・ハレルソン)が演じる大佐を見ると彼は悪役ではなく、人間を救うために“聖戦”を戦っていると信じた男のように見える。大佐はシーザーを称賛し、深く尊敬している。なぜならシーザーと同じく、彼も自分の魂の闇をみているからだ」と分析している。

 一方、シーザーを演じたアンディ・サーキスは「シーザーと大佐は激しく衝突する別の種のリーダーであるとはいえ、互いを理解している。両者の間には奇妙な尊敬の気持ちがある」とチャーニンの意見を補足。メガホンをとったマット・リーブス監督は「本作のスケールはシリーズのどの映画よりも大きいが、一方で中心となる核はそのまま維持している。つまりシーザーと猿たちに関係する感動のストーリーということだ」とコメントを寄せている。

 「猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)」は、10月13日から全国順次公開。