「夏美のホタル」「ふしぎな岬の物語」「あなたへ」など映画化が続く、千葉県船橋出身の人気作家・森沢明夫の同市を舞台にした小説を映画化する「きらきら眼鏡」に、新人の金井浩人と演技派の池脇千鶴がダブル主演することが明らかになった。

 同名原作は、恋人の死を乗り越えられず苦しむ主人公、余命宣告を受けた恋人を持つヒロイン、そしてヒロインの恋人との触れ合いや心情を中心に、死生観と恋愛観を織り込みながら主人公の成長を描くヒューマンドラマ。エキストラや製作サポーターを募り、市民と一緒に作り上げる映画化プロジェクトだ。

 主人公・立花明海に抜擢された金井は、俳優や脚本家を育てる映画スクールの俳優コースでの月間MVP受賞や、ワークショップでも演技力が高く評価され、主役の座を掴んだ。本作では、恋人を事故で失った喪失感から立ち直れずにいる青年を演じ、本格的な映画デビューとなる。

 ダブル主演(大滝あかね)には、「ジョゼと虎と魚たち」「そこのみにて光輝く」などで知られる池脇。現在、14年ぶりの民放連続ドラマレギュラーとなるTBSドラマ日曜劇場「ごめん、愛してる」に出演中。本作では、1冊の本を介し明海と知り合う、余命宣告された恋人を抱える女性・大滝あかねに扮する。

 さらに、あかねの恋人・木場裕二には「キッズリータン」「サトラレ」などで主役を演じ、「花の生涯・梅蘭芳」など海外作品でも活躍する安藤政信。現在、フジテレビドラマ「コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命」サードシーズンに出演中。本作では、明海のライバルとなる、余命宣告を受けたエリートビジネスマンを演じる。

 監督は、石倉三郎主演、キム・コッピ共演の「つむぐもの」で昨年高い評価を得た犬童一利。「非常に難しい主要3役ですが、本当に最高の組み合わせが実現して身震いしています。素晴らしい機会を与えてくれた森沢先生、そして船橋のみなさまに心から感謝し、100年先にも世界に残るような映画をみんなで作っていきます」と抱負を述べている。

 脚本は「相棒」シリーズなどの守口悠介。エグゼクティブ・プロデューサーは「そこのみにて光輝く」の前田紘孝。原作の舞台である千葉県の船橋市や勝浦市を中心に9月下旬よりクランクイン、2018年公開予定。