シンガーソングライター・岡村靖幸が、第67回ベルリン国際映画祭審査員グランプリ(銀熊賞)を獲得した「わたしは、幸福(フェリシテ)」の劇場用マナーCMで、自身初となるナレーションに挑戦していることがわかった。

 映画は、コンゴ・キンシャサを舞台に、“幸福(フェリシテ)”という名前を持ちながら、幸福の意味を知らずに生きてきたひとりの女性を通し、アフリカのリアルと愛を描き出す。バーで歌いながらひとり息子を育てるシングルマザーのフェリシテは、息子が交通事故に遭ったことに絶望し、歌うことさえできなくなってしまう。メガホンをとったのは、セネガル系フランス人監督のアラン・ゴミス。

 岡村が起用された理由は、“幸福”のつながり。岡村が16年にリリースしたオリジナルアルバムのタイトル「幸福」、そしてフランス語で幸福を意味する本作の主人公の名前が合致したことがきっかけだ。作品を気に入り、オファーを快諾した岡村は「アフリカの匂い、踊り、湿度、不思議なストリングスやバンド、あやしい音楽。そのバンドで歌っている彼女の名前は幸福。幸福はまだあなたを知らないし、あなたはまだ幸福をしらない。この映画で是非」とコメントを寄せている。

 マナーCMの前半は、岡村が「わたしは、幸福(フェリシテ)」のシーンを例に挙げて「デート中の皆さん、映画館で上映中にこんな客がいたら嫌だよね」と語りかけ、「歌う踊る」「携帯電話」「飲み過ぎ」「喧嘩」「いびき」といった“バッドマナー”を注意する内容。後半では、本作を「この冬のおすすめ」と評して「幸せが見つかる映画です。マナーを守って幸福な映画鑑賞を」と言葉を投げかけている。

 「わたしは、幸福(フェリシテ)」は、12月16日から東京・ヒューマントラストシネマ渋谷、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかで公開。マナーCMは、11月11日より劇場で限定公開。上映館は、公式サイトのニュースページ(http://www.moviola.jp/felicite/news/index.html)で確認できる。