錦戸亮が1月31日、東京・有楽町の日本外国特派員協会で行われた、主演映画「羊の木」の会見に吉田大八監督とともに出席した。なお本会見をもって、ウェブニュースサイトにおけるジャニーズ事務所所属タレントの写真掲載が一部認められることが発表された。撮影可能となったことを受け、フォトセッションでは無数のフラッシュがたかれ、カメラマンから視線を求める声が多数あがったが、錦戸は1人ひとりに「先にそっち(のカメラ)を見ますね。ちょっと待っててくださいね」など声をかけ、真摯な対応を見せていた。

 「桐島、部活やめるってよ」の吉田監督が錦戸亮を主演に迎え、山上たつひこ原作・いがらしみきお作画の同名コミックを実写映画化したヒューマンミステリー。さびれた港町・魚深で市役所職員として働く月末一(錦戸)は、過疎問題解決のため仮釈放中の受刑者を移住させる“国家の極秘プロジェクト”でやってきた元殺人犯の男女6人の受け入れを担当する。6人は町に溶け込んでいくが、港で身元不明の変死体が発見されたことを機に、静かな町の日常が狂い始める。

 会見冒頭、錦戸は流暢な英語で挨拶したため、質疑応答では「英語が上手なので、将来ハリウッド進出は考えているか」という質問があがる。錦戸は「いつかハリウッドがあったなら、もちろん挑戦させていただきたいです。でも今日のスピーチだけで死ぬほど緊張したんです(笑)。だから語学力は大事ですが、まずは語学力抜きに日本で『使いたい俳優』になりたい」と真っすぐな眼差(まなざ)しで語る。

 さらに「参考にしている外国の俳優はいるか」と聞かれると、「普段見ている映画で、良いお芝居をする役者さんを見ているので、その人たちが先生になっているのだと思う。僕の先生と言うたら、ジェイク・ギレンホール、デンゼル・ワシントン、ラッセル・クロウが好きですね。そういう人たちの映画ばっかり見ています」と尊敬する俳優を明かす。

 また「映画を通じて恋愛について思ったことは? 例えば『結婚したい』とか」というユニークな質問があがると、錦戸は「今は33歳なんですけど、いずれは惹かれる人がいたら。ひとつの選択肢だと思いますが、今はまったく考えられない。ひとつの夢みたいな感じですかね」と率直な思いを述べた。

 「錦戸さんは、映画のなかで見事に存在感を消されていた」と指摘された際には、思わず笑みがこぼれ「普段はすごくきらびやかなステージに立たせてもらっているが、唯一ひとりで仕事をするのがお芝居。そこに関してアイドル的な感じは出す必要がないなと思っている。きらびやかな世界におるっちゃおるんですが、家では普通です」と説明。一方の吉田監督は、錦戸の映画における立ち位置を「普通でありながら、常に映っているので、魅力的でないと成立しない役なんです」と話し、「普通の青年をやりながらも目で追ってしまう。引きつける力がすごいなと思った。必要な俳優だと思い、声をかけました」と称賛した。

 「羊の木」は2月3日から公開。