日本・台湾合作映画「おもてなし」の特別試写会が2月15日、東京・渋谷のユーロライブで行われ、主演を務めた田中麗奈が舞台挨拶に出席。観客との質疑応答で、“変わらぬ美ぼうの秘けつ”を明かした。

 昨年8月公開の「幼な子われらに生まれ」での熱演により、第41回山路ふみ子映画賞や第91回キネマ旬報ベスト・テンなど5つの映画賞に輝き、イベントの直前まで第72回毎日映画コンクール授賞式に参加していた田中。イエローのドレス姿で優雅に登場し、観客は感嘆のため息を漏らした。

 観客の「本当にきれいですね」との感想に対し、田中は感謝を交え「今日はライトが当たっているからですかね」と謙そん。「『なっちゃん』CMのころから見ています。変わらない美ぼうの秘けつは?」との質問を受けると、はにかみつつも「スキンケアが好きで、パックを毎日したりとか。乾燥肌なので、なるべく乳液をたくさんつけたり、潤いを与えております」と答えていた。

 映画は関西の観光旅客来訪促進と地域活性化を図るために製作されたオリジナル作品で、田中と台湾出身のワン・ポーチエがダブル主演。琵琶湖畔の旅館・明月館を舞台に、過去へのわだかまりを抱く者たちが、旅館の再起をかけ短期間の“おもてなし教室”で修行を積む姿を描いた。

 主人公の梨花に扮した田中は「台湾とは本当にご縁があります」としたうえで、「10年以上前、台湾合作映画に出演したり、中国語もずいぶん前に勉強しました。また使える機会があればと思っているところをお話を頂いたので、必然のような気がした」と笑顔。共演した大女優・香川京子とのシーンに思い入れがあるようで、「本番でのお声が素晴らしい。お腹の丹田から声を出しているようで、迫力が流石だと思いました。ご一緒して、俳優として貴重な経験でした。映画女優の大先輩から、自分に何かこう、女優として教えていただいているような、導いてくださっているように感じました」としみじみ語った。

 さらに劇中では流暢な中国語も披露しており、「現場では日本語、中国語、英語でのコミュニケーション。通訳の方もいらっしゃいましたが、主に中国語を使っていました」と振り返る。一方で連日連夜、長時間に及んだ撮影ではハプニングもあったそうで、「撮影が夜中になってしまい、気がついたら通訳さんが遠くで寝てしまっていて。監督の指示は中国語なので、一番近くにいる私が自然と通訳の役割になっていって、『こうやって動けば良いんですね』と日本語で(周囲に)伝える時間がありましたね」と笑っていた。

 「おもてなし」は、3月3日から東京・有楽町スバル座ほか全国順次公開。