お店で飲むコーヒーはおいしいのに、家で淹れるとあまりおいしくないのはなぜ? その理由は、コーヒー豆の質と量にあるのかも。

ここではアイスコーヒーが美味しいと評判のお店に、プロの淹れ方を教えてもらった。

良質の豆を使うのが鉄則!

アイスコーヒーの淹れ方には主にふたつの方法がある。ひとつは濃い目に淹れて氷で冷やす急冷法、もうひとつは冷蔵庫で保存する作り置き法だ。「うちでは淹れたてが一番いいと考え、一杯ずつ出す直前に淹れて氷で冷やす方法をとっています」とは、東京都・世田谷区『珈琲譚』の山中憲治さん。

アイスコーヒーは豆の種類、煎り方、挽き方でさまざまな味と香りのバリエーションが出るため、違いを確かめつつ、自分の好みを探しながら飲むのが楽しいという。例えば、苦味が強く濃いものが好みなら深煎り、軽いものが好みなら中深煎りの豆で。深煎りと中深煎りの豆を混ぜて、オリジナルの味を作り上げてもよい。「家庭で淹れるなら質のいい豆を使い、淹れる直前に挽くこと。できれば購入して一週間以内に飲みきってしまうのもポイントです」。

【アイスコーヒーを自宅で淹れるコツとは? その1】
「良質の豆を使う!」
温かいだけでなく、冷たくなっても美味しく飲めるものが本当にいい豆だと、山中さん。家で美味しく淹れるためには、まず良質の豆を買うのがいいとのこと。アイスコーヒー専用でなくても、深煎りであれば問題ない。

【アイスコーヒーを自宅で淹れるコツとは? その2】
「氷はロックアイスを用意する!」
店では業務用の氷を使うが、家で淹れる場合も氷の質が味を大きく左右する。冷蔵庫の氷だと溶けやすいし、臭いがついていることがあり、コーヒーの香りの邪魔をしてしまう。美味しいアイスコーヒーを淹れるには、ロックアイスを用意したい。

ドボドボ注ぐのはNG! 湯を置くような感覚で

【用意するもの】
・挽き方 細挽き
・豆の量 18g(アイスコーヒーは豆をホットコーヒーの1.8倍)
・湯温 82〜83℃
・湯量 出来上がりが100cc

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【1】ペーパーフィルターをドリッパーにセットし、計量した豆を入れる。ポットの注ぎ口は低い位置から、粉の上に湯を置くような感覚で、1投目の湯を注ぐ。真ん中から『の』 の字を描くように、ゆっくりと一巡する。
【2】コーヒーの粉に湯がいきわたると真ん中がむくむくとふくらんでくる。30秒くらい待って蒸らす。真ん中のふくらみが落ち着いて水平になるのを待とう。
【3】ここからが抽出の本番。2投目もゆっくりと湯を中心部からまわし淹れるようにする。ここでも、湯を流し入れるというよりは、豆の上に置くような感覚で。

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【4】湯が粉にいきわたり、表面が膨らんで、コーヒー液がドリッパーの穴からぽたぽたと一定のリズムで落ちてくる。
【5】液が抽出されると、また粉の真ん中が落ちてくぼんでくる。
【6】真ん中がくぼんだら、すべての液が落ちきる前に次の湯を注ぐ。

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【7】4投目以降は、サーバーの目盛りで確認しつつ抽出量をみながら湯を注ぐ。
【Finish】サーバーからドリッパーを外し、淹れたての一杯分を氷を入れたグラスに注ぐ。しっかりかき混ぜ冷やして出来上がり。

これから夏に向かい、冷たい飲み物が美味しく感じる季節になってくる。自宅でも香り高い一杯を目指してトライしてみては?

【DATA】
珈琲譚
住所:東京都世田谷区用賀2-36-8
電話:03-3708-0765
営業時間:9:00〜20:00(土・日・祝は19:00まで)
休日:不定休

(出典:『コーヒーの学校』)

(編集 M)