純正メモアプリは、簡易ワープロ並みに使える!

普段iPhoneを使っているけれど、『手帳』としては今ひとつ使いにくい。そんな感想を持つ人も多い。確かに、液晶画面は紙の手帳と比べると小さく一覧性は高くない。手書きで手帳に書くことと比較すると、ソフトウェアキーボードからの入力は隔靴掻痒の感がある。

しかし、その特徴をよく知り性能を引き出せば、これほど心強い手帳もほかにない。例えば、標準のメモアプリだが、入力画面でマイクのアイコンをタップすると音声入力もできる。手が塞がっているときには、便利な機能だ。しかも、やってみるとわかるが、かなり正確に速く入力できるのだ。

ここでは、意外に知られていないApple純正メモアプリの使い勝手をみてみよう。

まず、記入面右側の「+」ボタンをタップすると、4つのアイコンが出てくる。それぞれのアイコンでは、以下の機能が使える。
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右側から
(1)波線のアイコンをタップすると、『手書きモード』になる。

(2)カメラのアイコンをタップすると、写真を撮ったり、カメラロールに保存した写真を取り込んだりできる。

(3)大小の『A』が並んだアイコンでは、『タイトル』『見出し』『箇条書き』などの文字の書式設定ができる。

(4)左のチェックマークのアイコンをタップすると、チェックボックスが設定できる。ToDoリストを作りたいときにちょうどいい。

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とくに(1)の『手書きのモード』には定規も用意されており、これに沿ってなぞるだけでまっすぐな線が簡単に引ける。ペン先は複数の太さが揃っているので、簡単な図なら書けるようになっている。スタイラスペンを使えば、十分実用に使えるだろう。カラーパレットがあるので、タップするだけで色の使い分けもできる。

これらを組み合わせて使えば、かなり高度な入力ができるのだ。

紙の手帳の場合、見開きごとにテーマを決めてメモをするが、iPhoneでは、フォルダーを作ってメモを分類できる。メモを別のフォルダーに移動したいときもメモのタイトルを左にスワイプし、フォルダーを指定するだけだ。

デジタルならではの特性を生かせば、紙の手帳にはないメリットも感じられるはず。いつも身につけているiPhoneだけに、もっと便利に活用したい。

●舘神 龍彦(たてがみ たつひこ)
手帳評論家。ふせん大王。『システム手帳新入門!』(岩波書店)、『くらべて選ぶ手帳の図鑑』『手帳の選び方・使い方』(枻出版社)、『手帳進化論』(PHP研究所)など、著書多数。

(出典:『iPhone手帳術』)

(編集 M)