現行型で7代目を数えるBMW3シリーズは、SUV隆盛の昨今でもBMWの基幹モデルとして高い人気を誇る。現在はセダン、ステーションワゴンの「ツーリング」、さらに車名こそ独立し4シリーズを名乗るが、3シリーズから派生した2ドアの「クーペ」、4ドア・クーペの「グランクーペ」、2ドア・オープンの「カブリオレ」をラインナップ。ニーズに応じてボディタイプを選べるのも魅力だ。

現行3シリーズは6年目に突入

3シリーズは2019年1月に、日本でセダンから販売が開始された。2022年9月にマイナーチェンジを実施。内外装を刷新するとともに、12.3インチのメーター・パネルと14.9インチのコントロール・ディスプレイからなる最新の「BMWカーブド・ディスプレイ」の搭載したほか、「Apple CarPlay」への対応など、最新のインフォテイメントを用意している。

運転支援装置の充実もウリ

また走りやデザインだけでなく、運転支援装置の充実も特徴のひとつで、3眼カメラなどでセンシングする最新のドライバーサポート機能を搭載。2019年夏以降のモデルには手放し運転が可能な「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」が日本で初めて設定された。さらに、AIを採用した新開発の「BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント」に対応し、自然に対話するような音声操作でナビやエアコンなどをはじめ、車両設定ができるようになったのも現行3シリーズからだ。

一方の4シリーズ グランクーペはスタイリッシュなクーペ・フォルムでありながら大人4人が快適に座れるキャビンを用意するなど、実用性も兼ね備えているのが美点だ。

ちなみに、3シリーズ・セダンの荷室容量(VDA)は480リッター、3シリーズ・ツーリングの荷室容量は500〜1510リッター、4シリーズ グランクーペは、470〜1290リッターとなっている。

ベーシック・エンジンのMスポーツに設定

今回そんな3シリーズのセダンとツーリング、さらに4シリーズ グラン クーペを加えた3モデルに特別仕様車の「Edition Shadow」(エディション・シャドウ)が加わった。

特別仕様車「エディション・シャドウ」のベース車は、セダンの「318i Mスポーツ」、「320d xDrive Mスポーツ」、ワゴンの「318iツーリングMスポーツ」、「320dツーリングxDrive Mスポーツ」、グランクーペの「420iグランクーペMスポーツ」で、ベーシックなエンジンと人気のスポーツ仕様である「Mスポーツ」が選ばれている。

装備の充実も図る

エクステリアは前後をブラックで引き締めることで変わり映え感を演出。フロント・グリルとテール・パイプがブラックに変更された。

また3シリーズのセダンとツーリングには、「オートマチック・トランク・リッド・オペレーション」や「サンプロテクション・ガラス」などからなる「コンフォート・パッケージ」を特別装備。足元には、19インチの「BMW Individualホィール793I」を標準化し、サイドビューも引き締めた。

また4シリーズ グラン クーペには、カタログ・モデルには設定されていないレザー・スポーツシートを標準装備することで上質感のある見た目と触感、フォールド性なども引き上げられている。

足元には電気自動車=バッテリーEVである「BMW i4グランクーペ」にのみ設定されている19インチの「Mエアロ・ダイナミック・ホイール860M」を標準化することで均整の取れたスタイリッシュな雰囲気を醸し出している。

価格は、セダンの318iが660万円、320dが746万円、ツーリングの318iが689万円、320dが781万円、4シリーズ・グランクーペが744万円となっている。デリバリー開始は、第一四半期以降の見込みだ。

文=塚田勝弘

(ENGINE WEBオリジナル)