強烈な加速に「顔面から血の気が引く」 自動車評論家の今尾直樹、生方聡が乗って驚いたスポーツカーとは?
ロータス・エメヤRには、斎藤聡さん、嶋田智之さん、森口将之さん、今尾直樹さん、生方聡さんの5人が乗った。今回は今尾さん、生方さんの「ここがスゴイ」リポートをお届けする。
今尾直樹は「EVになってもロータスはロータス」と納得
カギ役のスマホがあれば、クルマはいつでも準備OK。オン/オフのスイッチがない。大丈夫なんでしょうか。恐る恐るアクセル・ペダルを踏み込む。全長5m超、車重2620kgの巨体がいとも軽やかに動き出す。
EVだから、めちゃんこ静かなのは当然としても、乗り心地がめちゃんこすばらしい。さすがエア・サスペンション。
位置について。用意。ドン! とばかりにフル加速を試みる。蛮勇を奮ってスロットルを踏み込む。う〜っ、と息を止める。貧血しそうな勢いで猛ダッシュ。0-100km /h公称2.78秒! Oh! モーレツ。路面は平滑、おまけにAWDなのにタイヤがムズムズして真っ直ぐ走らない感がある。918ps、985Nmはスゴすぎる!!
フェラーリ458スパイダーをお持ちの助手席のゲストの方も、「速いですねぇ」。
スラロームはほぼ無ロールでこなし、エランやエリーゼみたいな軽やかさで駆け抜ける。EVになってもロータスはロータス。そこがいちばんスゴイ!!
生方聡は「未来感にあふれている」と脱帽
ロータスが放つ最新のエレクトリックGTが、これほど未来感あふれているとは思わなかった。運転席からの眺めは、細長く必要最低限の情報だけが表示されるメーターや大型のタッチパネル、カメラを使ったサイドミラーなど、戸惑うほど先進的。
さらに計34のセンサーがクルマの半径200mをスキャンし、その様子が中央のモニターに映し出され、法律など条件が整えばレベル4の自動運転に対応できるというのも驚きである。
それ以上に衝撃的なのが、エメヤRの加速。0-100km /h加速は2.78秒を誇るというのだ。タイヤや車両への負担を考慮し、スタンディング・スタートではなく、すこし動き出したところでアクセル・ペダルを踏みつけると、これまで経験したことのない加速に襲われた。上半身がシートに押しつけられるというレベルではなく、文字どおり顔面から血の気が引いていく感覚なのだ。
もちろんハンドリングも鋭く、2.5トンを超える重量級が面白いようにコーナーを駆け抜けるのは痛快そのもの。その走りにも脱帽である。
🔳ロータス・エメヤR
ハイパー・スポーツカーのエヴァイヤ、大型SUVのエレトレに続く新世代ロータス第3弾のエレトレはリア・ハッチを備えた5ドア・ハッチバックのサルーンで“ハイパーGT”を名乗る。試乗車の最上位グレード“R”は前後2モーターと2段トランスミッションを搭載。床下のリチウムイオン・バッテリーの容量は102kWhで、一充電航続可能距離は435〜485km(WLTPモード)。全長×全幅×全高=5139×2005×1467mm。ホイールベース=3069mm。車両重量=2575kg。車両本体価格=2268万2000円。
写真=山本佳吾/茂呂幸正
(ENGINE2025年4月号)


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