日立ソリューションズは、業務情報や報告書、マニュアルなどの大量の文書ファイルを所有する企業に向けて、AI(人工知能)による自然言語処理技術により、技術情報や業務ノウハウの活用を促進する「活文 業務ノウハウ活用ソリューション」を7月26日から販売開始すると発表した。提供開始は10月1日を予定している。

 企業の業務担当者は、このソリューションにより、社内に蓄積された大量の業務文書の中から特徴的なキーワードや文書間の関係性を見つけ出すことができるようになり、新たな気づきを得ることができたり、業務経験が浅い担当者も熟練者に頼ることなく、マニュアルや関連資料を簡単に探し出したりすることができるという。企業はこれらにより、業務効率向上や技術継承が可能となるとしている。

 このソリューションを実現する製品「活文 知的情報マイニング」は、自然言語処理のAI技術により、業務文書の内容を解析し、文章を構成する特徴的なキーワードを自動抽出するとともに、文書ファイル同士の関係を可視化する。ある単語が、どのような単語と一緒にどのような順番で使われているかといった、単語の並びや文脈を数値化してマッピングするため、同義語や類似語の辞書定義や学習のための正答データの準備は不要だという。そのため、短期間での導入や運用負荷の軽減を実現する。

「活文 業務ノウハウ活用ソリューション」の概要

 ■「活文 業務ノウハウ活用ソリューション」の特徴

 1. 大量の業務文書をAIが解析しノウハウとして有効活用

 業務情報や報告書、マニュアルなど、大量の文書ファイルをAIで解析し、関係や特徴的なキーワードを可視化する「活文 知的情報マイニング」を新たに提供。

 この製品により、ユーザーはファイルサーバー内にある過去の事例や報告書など、大量の情報の中から情報の関係性を見つけたりすることで、新たな気づきを得ることができるようになる。これにより、業務経験が浅い担当者も、熟練者に頼ることなく、頭に浮かんだキーワードや手元にある文章から必要なマニュアルや資料を見つけ出すことができるようになる。企業はこれらにより、業務ノウハウの有効活用を促進し、業務効率向上や技術継承を実現する。

 2. 辞書の定義・更新や正答データの準備不要で導入可能

 一般的には、辞書の定義やメンテナンスに多大な労力を要するが、「活文 知的情報マイニング」は、同義語や類似語の辞書定義や学習のための正答データの準備が不要のため、導入負荷が軽減される。AIは定期的に学習し直し、トレンドや技術革新によって変化する類似言語も同義語として理解するため、辞書のメンテナンスが必要ない。また、業務規定の改訂が発生した際にも新たな業務文書を学習し直すことで対応できる。

 また、「活文 知的情報マイニング」は、既存のシステム環境を変えることなく、導入することが可能であり、日立ソリューションズは、企業の要望に合わせ、データ移行やコンテンツの集約・活用など、初期導入作業から運用まで、トータルにサポートする。

EnterpriseZine編集部[著]