NECは、IAサーバExpress5800製品群の強化として、最新のインテル Xeonプロセッサー Scalableファミリーを搭載するとともに、GPUボード搭載可能なモジュラーサーバ1モデルと2Wayラックサーバ2モデルを8月から順次提供すると発表した。

 今回の製品強化に合わせて、NECの最先端AI技術群「NEC the WISE」の1つであるディープラーニング技術を搭載した「NEC Advanced Analytics - RAPID機械学習」をGPUに対応した。GPUボードを搭載した今回の新製品と組み合わせることで、学習・予測処理に関して従来に比べ約10倍高速化するという。

 これにより、大量データによる学習・予測処理の高速化が求められる工場ラインでの製品検査業務において、従来人手で行っていた検査業務工数の削減や作業品質の均一化を可能にするとしている。

 さらに、保守サポートとして、導入した機器の稼働状況の見える化を実現する「サーバ診断カルテ」を9月より提供し、NECのエンジニアがリモートでトラブル解決やアップデートを行うリモート診断/運用やAI分析による故障の予兆保守などのサポートも順次提供することで、サーバ運用の省力化を支援するという。

 ■IAサーバExpress5800製品群の強化

 性能・拡張性・保守性に優れ、多様なシステムに適応する3モデルを製品化。全てのモデルで最新CPUを採用するとともに、GPUボードの搭載を可能にした。

 ・モジュラーサーバ「Express5800/D120h」(1モデル・9月26日出荷予定)

 2Way1Uラックサーバ同等の性能と拡張性を有した2Uサイズに4ノード搭載が可能な高密度型モジュラーサーバ。最大26コアの最新CPUを採用、1ノードあたり最大2TBのメモリ搭載が可能で従来機比で約25%の性能向上を実現。大規模な仮想化統合基盤やハイパーコンバージドインフラ等高集積を求められるニーズに最適。また、AI処理向けにGPUボードを搭載可能な、2Uサイズに2ノード搭載の製品を新たにラインアップとして追加。

 ・2Way 1U/2Uラックマウントサーバ「Express5800/R120h-1M」「同/R120h-2M」(2モデル・8月23日出荷予定)

 最大28コアの最新CPUを採用、CPUラインアップを従来機比で大幅に拡充し、かつ約50%の性能向上を実現した2Wayラックマウントサーバ。内蔵ストレージを「R120h-2M」では最大30台、「R120h-1M」では最大11台搭載可能とし、高速、大容量処理に最適化。中・大規模のデータ処理基盤やサーバ仮想化統合基盤、ハイパーコンバージドインフラに最適。

 ■「NEC Advanced Analytics - RAPID機械学習」の強化

 「RAPID機械学習」の画像解析版において、画像解析で高速処理を実現するGPUに対応し、学習・予測処理に関して従来のプロセッサー処理に対し約10倍高速化。これにより、特に工場ラインの検査業務の自動化など、大量データの高速化処理が求められるニーズに対応。

 ■保守サポートの強化

 保守サポートの強化として、サーバの保守契約を締結している顧客向けに「サーバ診断カルテ」を新たに提供。定期的にサーバのログを収集することで、人間の健康診断のように定期的にサーバを診断し、作成したカルテを提供。これにより、ユーザー自身で最新のシステムの構成状況や稼働状況の容易な把握が可能。なお、このサービスは今回の新製品から提供を開始し、今後の新製品にも対応していく。

EnterpriseZine編集部[著]