日本IBMは、IBM Zメインフレームとストレージを高速で接続する新しいインターフェースである「IBM zHyperLink」を9月から提供開始すると発表した。

 メインフレームで日常的に処理されている業務トランザクション・データを用いて機械学習を始めとした高度な分析をメインフレーム上で行うことは、重要な基幹データからリアルタイムにビジネス成長へとつながる知見を引き出すために有効だという。大量なデータを安全かつ迅速に分析するためにはメインフレームの性能だけでなく、そのデータを格納するストレージにも高速なトランザクションが求められている。

 「IBM zHyperLink」は、メインフレームとストレージに搭載された新設計の専用アダプター間を光ファイバー・ケーブルで接続することにより、現行のファイバー・コネクションで「z13」と接続した場合と比較して、データ・アクセスのパフォーマンスを10倍に向上、アプリケーションの応答時間を半分に短縮したという。

 「IBM zHyperLink」でメインフレームとの間のデータ移動をさらに高速化することにより、「IBM Z」が提供する価値である機械学習の活用による新たな価値創造を、ストレージの側面から力強く支援していくとしている。

 また、6月にはIBMのオールフラッシュ・ストレージ製品群「IBM DS8880F」に、クラウドとの間のデータ移動を自動的に行う機能であるTransparent Cloud Tieringが導入された。この機能はメインフレームユーザーがIBM Bluemix、IBM Cloud Object Storage、Amazon S3などとのハイブリッド・クラウド環境において、最も合理的な場所にデータを保管・管理することを可能にしており、「IBM Z」のもう1つの価値であるクラウドとのスムーズな連携をストレージ面から強化しているという。

 「IBM zHyperLink」は現在、最新のメインフレーム製品「IBM z14」と最新のオールフラッシュ・ストレージ製品「IBM DS8886F」との組み合わせにおいて利用可能だ。

EnterpriseZine編集部[著]