8月1日、株式会社ソラコムは、KDDIグループへの参画を発表した。2017年8月下旬を目途に、ソラコムはKDDIの連結子会社となる予定。

 ソラコムはこれまでも大型の調達を数回行ってきたが設立からわずか2年半で急成長し、KDDIが株式を取得し同社のグループとなった。(日経新聞の報道では約200億円で全株取得とされる)

 同社の提供する通信プラットフォーム「SORACOM」は、通信とクラウドを融合し、IoTに最適化されたサービスとして、2015年9月に国内でサービス開始後、米国・欧州でもサービスを開始し、120を超える国と地域で利用可能で、国内外合わせて7,000顧客を超えている。

 KDDIとソラコムの協業は、2016年の「KDDI IoTコネクト Air」において行われてきた。またソラコムはサービス開始当初からNTTドコモの基地局利用や回線との接続により、安価な通信接続サービスをおこなっている。

 今回のKDDIグループ化により、同社の通信インフラ環境の利用についての今後の計画は明かされていないが、ソラコムとKDDIがおこなった共同リリースによると、ソラコムのサービスと体制はこれまでと変わらないとしている。

 両社は、KDDIのIoTビジネス基盤とソラコムの通信プラットフォームの連携により、国内はもとよりグローバルにも通じるIoTプラットフォームの構築を強力に推進するとしている。

 これまでソラコムは、国内のIPOではなく、グローバルな規模でのよりスケールの大きなエグジット(IPOもしくはM&A)を目指すと目されてきたため、今回のKDDIの巨額の株式取得は予想外のエグジットと見る声もある。

 ソラコムの玉川社長はブログで、「今回のアナウンスは、Exitというより、むしろEntrance」と述べており、「Amazonの中のAWSのように、KDDIの中のSORACOMとして」成長をめざすと言う。

EnterpriseZine編集部[著]