年中手に入る身近な葉野菜「小松菜」ですが、本来の旬は春なんです!今回はそんな小松菜の美容と健康に嬉しい栄養ポイント、手軽に取り入れられる食べ方アイデアについて、インナービューティー料理研究家の筆者がご紹介します。

野菜類では珍しい?カルシウム豊富な小松菜

小松菜には、カルシウムがとても豊富に含まれています。その含有量は、ほうれん草の約4倍ともいわれています。カルシウムは成長期の子どもに必要なイメージが強いですが、実は女性の美容と健康にも不可欠の栄養素。

健やかに歳を重ねるために必要な丈夫な骨格作り、骨粗しょう症の予防は若いうちからの意識が大切です。また、美しく艶やかな爪や歯の形成をサポートするカルシウムは、割れにくく丈夫な爪の維持という面でもネイル派に不可欠ですよね。

同じくカルシウム豊富な「ちりめんじゃこ」と一緒に、風味豊かなごま油でさっと炒めるのが筆者のお気に入りレシピです。

β-カロテンで季節の変わり目の乾燥肌ケア

小松菜には、体内でビタミンAに変わる「β-カロテン」も豊富です。真冬から春へと、徐々に季節がスライドするこの時期は、お肌の乾燥がまだまだ気になる時期。

ビタミンAは、お肌の細胞や粘膜を乾燥から守り強くする働きが期待されている栄養素。乾燥や花粉対策などから目や粘膜を守り強くするためにも、おすすめの栄養素です。

ビタミンAは脂溶性のため、油脂類と合わせた調理をすることで、体への吸収率が高まります。炒め物ならフライパン一つで調理も簡単なので、日々の献立に取り入れやすいですよね!

同じくビタミンA豊富な溶き卵と一緒に炒めるのが我が家の定番。飽きたときには溶き卵にカレー粉を少し混ぜてアレンジ!お弁当のおかずにもピッタリですよ。

多種類のビタミン類を含む魅力

小松菜は、実は他にもビタミンCやビタミンE、ビタミンB群等も含んでいるんです!ビタミンCは、言わずと知れた美肌作りのためのビタミン。色素沈着によるシミを防いだり、コラーゲンの生成をサポートします。

ビタミンEはエイジングケアをサポートする抗酸化力が高いビタミンの代表的存在です。ビタミンB群は代謝アップや疲労回復時のサポートが期待されているビタミンなんですよ。これらをすべて含んでいる小松菜、食べなきゃ損ですよね!

微量でもすごいよ、ビタミン!

ビタミン類は、微量でも体の各器官の機能調整をサポートする重要な栄養素。お腹を満たすためだけに、炭水化物やたんぱく質中心の食生活を送っていると、野菜・果物類に豊富なビタミン類が不足してしまいます。ミネラル類も同じく、野菜・果物類に豊富です。

旬野菜「小松菜」を毎日の食事に取り入れよう

多種類の栄養を補給できる旬の小松菜。あくもなくシャキッとした歯ごたえがおいしいので、炒め物はもちろん、みそ汁の具材にもおすすめです。是非、毎日の食事に取り入れてみて下さいね!