こんにちは!フィットネストレーナーの金子由美です。いつもスマホを見ていて姿勢が悪くなり、首の凝りを感じている人は多くいらっしゃるようです。その原因のひとつが頭の位置の問題。 スマホなど見ていると下を向いている時間が長く、頭の重さを細い首で支えて首に負担をかけてしまっています。これがひどくなると頭痛を起こしたり、頭がボーッとしてしまうこともあるでしょう。そこで今回は、その場で座ったままできるタオルを使った首ストレッチを紹介します。

首が凝りやすい姿勢とは?

日頃から首に負担をかけるような姿勢をしていませんか?

パソコンや携帯を見る時間が長くなると、目を酷使するだけでなく重たい頭を首で支えている状態になります。首の骨は通常、横から見ると少し前にカーブしています。これによって縦の衝撃を吸収してくれるのですが、下を向いていることでカーブが減ってまっすぐな状態に変形することがあります。これはストレートネックといって、首凝りを誘発してしまうのです。

日頃から首が凝ってしまわないよう、姿勢には気をつけたいですよね。実は、首の凝りを起こさないためにするには頭の位置が関係してきます。誰かに見てもらうか、写真を撮ってご自身の姿勢を見てみましょう。横から見て肩の上に耳があり、鼻がまっすぐ前を向いた姿勢になっていますか?もしズレているのなら、このあと紹介するタオルストレッチとトレーニングが効果的です。

首を揉みほぐすより効果的!

首が凝った時はマッサージをすることがあると思います。皮膚を摩ったり軽く揉むのも良いのですが、揉み返しがきたりすぐに筋肉が張ってしまったことはありませんか?

そこで、揉み返しなどを起こさないためにおすすめしたいのは、強張った筋肉をほぐすストレッチです。筋肉をじんわり伸ばし、頭の位置を正常に戻す簡単なトレーニングも最後に紹介しますね。

座ったままできる首のタオルストレッチ

用意するのはフェイスタオル。これを首にかけてストレッチをしてみましょう。座ったままできるので手軽です。

1、頭を横に傾ける
2、アゴを斜め上に突き出す
3、上を向いて下アゴを突き出す
4、下を向く

それぞれ10〜20秒ずつキープしてみてください。

頭の位置を正すタオルトレーニング

首がほぐれたら頭の位置を正すことも大事です。首の凝りを起こさないためにも、良い姿勢を保つ感覚を養ってくださいね。

1、後頭部をタオルで覆うようにする
2、軽くアゴを引き、後頭部でタオルを押す
3、肩を引き下げ頭の位置を高く保ちながら、同じ動作を5回を目安に繰り返す

終わりに

もし今まで首の凝りはマッサージで対処していたのでしたら、今回紹介したタオルを使った首のストレッチと頭の位置を正すタオルトレーニングをやってみてください。

頭の位置が正しくなると背中にも意識がいくようになります。背中の意識が高まれば首にかかる負担が軽減するだけではなく姿勢も良くなるでしょう。

ぜひ続けて良い身体の感覚を身に着けて首凝りを改善してください!