過ごしやすい秋の日が続いたかと思うと、突然やってくる冬の気配。急に冷え込んだり朝晩の気温差が大きくなるなど、気温や湿度の変化で体も無意識にストレスを感じるものです。そこで今回は、初冬のストレスケア・季節の変わり目の体調不良を改善するための食事ポイントについて、インナービューティー料理研究家・食生活指導士1級の筆者がご紹介します。

初冬の3大お悩みとは?

11月下旬頃から12月頭にかけての初冬シーズンは、季節の変わり目の様々な環境条件変化により体調不良が起こりやすいものです。特に多いのはこちらの3つのお悩み。

  • ・冷えによる頭痛などの体調不良
  • ・疲労からくる倦怠感、だるさ
  • ・乾燥による肌トラブル、のどの痛み、ドライアイなど
どれも、慢性的な症状になってしまう前に、外側(アウターケア)からも内側(インナーケア)からもケアすることがとても大切。ここでは、内側からのケア=インナーケアとして、「食」の面から少しでも改善できる食習慣ポイントをご紹介したいと思います。

【1】初冬の冷え対策

体が冷えると、血流の巡りが滞りやすくなります。ご存じの通り、血液の中のヘモグロビンには、酸素や体の各器官に必要な栄養素がのせられ運ばれています。
体が冷える→血流が滞る→十分な酸素や栄養素が体の隅々まで運ばれない……ということになるため、「ぼーっとする」「なんだかだるい」といった症状が「冷えて寒い+αの症状」として出てくるのです。

〜食からのアプローチ〜

  • ・体を芯から温めてくれる、しょうがやニンニクなどの薬味系の食材を摂る。
  • ・血流をサポートする働きが期待されている「ビタミンE」が豊富な食材を摂る。
    (西洋かぼちゃ、菜の花、オリーブオイル、ナッツ類、赤パプリカ、ブリ、サーモンなど)
  • ・ホットドリンクや温かいスープ、煮込み料理などを取り入れることも大切です。

【2】初冬の疲労対策

一日の中でも朝晩で気温差が大きいと、体の体温調節機能がついていかず、体調を崩してしまうことがあります。体温調整しやすい服装を心掛けることはもちろん、疲労物質(乳酸)を溜め込まない食の工夫も大切です。

〜食からのアプローチ〜

  • ・疲労回復をサポートするビタミンB群が豊富な食材を摂る。
    (豚肉、納豆や豆腐などの大豆製品など)
  • ・疲労回復やリフレッシュ効果が期待されるクエン酸が豊富な食材を摂る。
    (みかんやレモン、金柑などの柑橘類、梅干し、ビネガー類など)

【3】初冬の乾燥対策

秋までは50〜60%あった湿度が、冬になると20〜30%程度にガクッと落ちてしまうもの。湿度の低下は、お肌はもちろん目や喉など粘膜にもダメージを与えます。乾燥肌は赤みや痒みなどの肌トラブルに繋がりますし、粘膜系はドライアイやのどの痛みやイガイガを引き起こす要因に。

〜食からのアプローチ〜

  • ・乾燥からお肌の細胞や粘膜を守り強くする働きが期待されているのが、β-カロテンです。β-カロテンは体内でビタミンAに変換される栄養素で、乾燥に負けない美肌作りや風邪予防におすすめです。
    (人参、西洋かぼちゃ、春菊、ほうれん草、大根の葉、レバー類、銀鱈など)
  • ・一日を通して十分な水分を摂ることもお忘れなく!
    夏は熱中症予防のため意識する人が多いですが、冬はうっかり忘れがち。冬の乾燥対策のためにも水分補給は大切です。

【まとめ】季節の変わり目のストレス、体調不良は、お悩み対策食材でケア

「季節の変わり目になると体調不良になりやすい、頭痛やめまい、ストレスを感じやすい……」そんな方は、ご紹介した3つのお悩み対策食材をまずは取り入れてみませんか?食を通して体の内側から体調を整えることで、やる気の低下や倦怠感などの精神的な面も少しずつ改善されていくはずです。無理なく取り入れられる食材から是非、日々の食卓に取り入れてみて下さいね。