7月21日に発売されたNintendo Switch用ゲーム『Splatoon2』。同日からサービスが開始されたのが、スマートフォン用アプリの『Nintendo Switch Online』だ。


アプリを通じて、ボイスチャット等ができるようにするというもの。2018年からは有料にされることが明言されているが、現在は無料で使用できる。

Switchとスマートフォンがスムーズに連携する


アプリを使うためには、『Splatoon2』で「ロビー」に入り『Onlineラウンジ』を選ぶ。中で「ルームを作る」を選ぶとスマートフォンに通知を送ることができるので、ここでアプリを確認しよう。

アプリ側では、自動的にルームができあがっている。「むむ」というプレイヤーだったら「むむルーム」が作られ、以後はここがボイスチャットの中心となる。


ここから、右上の「+」ボタンを押すと、友達を招待できる。「SNSなどから招待」「Switchのフレンド」「いっしょにあそんだ人」を誘おう。「SNSなどから招待」は、投稿されたURLをNintendo Switch Onlineがインストールされた端末で開けばルームへ行けるし、Switchのフレンドの場合はアプリと連携をした人から選択して招待を通知する仕組みだ。

ちなみにこの招待だが、すでに同じルームに入っていれば、ルームを作成した人でなくても招待ができる。Aさんがルームを作り、Bさんを招待した場合。Aさんとは直接のフレンドになっていない、CさんをBさんは招待できるというわけだ。

招待はいくらでもできるが、ルームに入れるのは最大10人まで。ルーム上ではSwitchのアイコンが表示される。この状態でボイスチャットできるが、誰かが喋っていると他の人は喋れないので、10人だと結構大変なことになる。


ここまでの準備が終わったら、Switch上で遊ぶルールを決め、チームの編成を行おう。ナワバリバトルだけでなく、ガチエリアやガチヤグラやガチホコバトルなどのランクを上げないと遊べないルールも選択可能だ。マップも、現在のスケジュールで公開されているものだけではなく、全てのマップから選ぶことができる。

チームはアルファチームとブラボーチームとに分けられる。ランダムに振り分けたかったら「どっちでも」を選ぼう。


ただ、ここでちょっとおかしな事に気づくかもしれない。『Splatoon2』は最大で4vs4の8人が遊べるゲームだが、ボイスチャットで集まれるのは10人まで。では5vs5が遊べるのかというとそうではない。2人は「観戦」に回るのだ。


すごいのは、チームを決めていざゲームを開始すると、ボイスチャットのルームが自動的に振り分けられることだ。アルファチーム、ブラボーチーム、観戦チームにそれぞれわかれ、ボイスチャットができる。これでチームの作戦が相手に筒抜けになってしまうこともない。


戦いが終わればまた全員集合のルームに自動的に集約される。次のマッチのルールを相談したり、チーム決めをするといいだろう。

ちなみにこのプライベートルームは「サーモンラン」でも作ることができる。ただし、サーモンランの場合は、ゲーム中でサーモンランが遊べるようになり、なおかつルール説明である研修を受けていないとうまく入れないようだ。サーモンランをする場合には、あらかじめ研修まではクリアするように申し合わせておこう。

「観戦」が楽しい!


このプライベートマッチ10人でやることの最大のメリットは「観戦」ができることだと断言してもいい。通常、観戦というとただ見学するだけでつまらないと思うかもしれないが、Splatoon2での観戦は非常に楽しく、飽きないのだ。実際、次は自分が観戦したい、いや自分がという観戦の取り合いが発生したぐらいだ。


まず全体を俯瞰で見て、全員が色を塗っていくのを見るだけでも楽しい。この部分はこういう戦況になっているんだとかをつぶさに見て取れる。

ここで「ZR」ボタンを押すと、拡大ができる。気になる戦いが始まっていたら、そこを拡大して見るといい。


個別のプレイヤーの視点に切り替えるには、「ZL」ボタンだ。各プレイヤーには十字キーとボタンが割り当てられていて、画面上部に表示されている。「ZL」ボタンを押しっぱなしにしながら、対応するキーを押すとそのプレイヤーの視点で見ることができる。


上手な人の視点で見てプレイの参考にしてもいいし、同じブキを持っている人の視点で見てテクニックを盗んだり、マップの裏周りが得意な人の視点で見て抜け道を学んでもいい。視点は次々と切り替えられる。

また全体マップに戻したい場合には、「ZL」ボタンを押しながら、右スティックの上を押す。

これらの操作はチュートリアル等で教えてくれるわけではないので、あらかじめ頭に入れておくといいだろう。特に全体マップに戻す方法を探すのには時間がかかってしまった。

観戦で不自由なのは、たくさんの人を観戦に回せないということだ。9人になったときに、3vs3で3人観戦ができないかと思ったが、設定できなかった。どうも観戦は2人までのようだ。また、1人だけで観戦しているとき、今のプレイ凄い! 見た!? と喋ろうにも観戦ルームは1人きりなので誰にも話せないというのは少し切なかった。

戦績も見られる


Splatoon2との連携はこれだけではない。自分の成績や、ブキごとの塗ったポイント数などを参照できる。特に、ゲーム中では表示されない、やられた数を確認可能だ。



ここでこんなにやられていたのかという反省材料にしよう。また、マナーの悪かったプレイヤーを通報することもできる。Switch上ではできない通報も、アプリでカバーできるというわけだ。他にもゲーム内で使うギアを注文できたりもする。

『Nintendo Switch Online』は全体的に出来が良く、特にボイスチャットが集会所からチームへと自動的にルームが振り分けられるのは素晴らしかった。

今回は有線ヘッドセットを装着して会話していたが、Bluetoothのヘッドセット(AirPod)で会話する人もいたし、そのままスマートフォンを傍らに置いて使っている人もいた。共通するのは、一切スマートフォンには触らずに、スムーズに遊べたことだ。両手はSplatoon2で忙しいのだから、招待後もアプリを操作しなければならないとなると、途端に快適さが失われてしまう。その点もよく考えられていると感心した。

プレイ中に思わず「これ『モンハン』にも欲しい!」という発言が出るなど、とにかく快適で、なおかつゲームをより面白くしてくれる『Nintendo Switch Online』。『Splatoon2』を遊んでいるプレイヤーなら、とりあえずインストールしてみよう。

iOS版、Android版
(杉村 啓)